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「もう誰を出しても……」NHK大河ドラマ『平清盛』の“京本政樹投入”はテコ入れなのか?

tairanokiyomori0821.jpgNHK大河ドラマ『平清盛』公式サイトより

 19日に放送されたNHK大河ドラマ『平清盛』の第32話の平均視聴率が10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。7.8%という大河ドラマ史上最低視聴率を記録した前回(5日放送)より2.9%の上昇。前回はロンドン五輪開催という言い訳もあったが、五輪も閉幕し真価を問われた今回も、なんとか二桁に乗せるのがやっと、という体たらくだった。

「第25話の10.1%、第21話の10.2%に次ぐ低視聴率でした。深田恭子や加藤あい、成海璃子、玉木宏、武井咲といった若者に人気の豪華キャスト陣も奏功しなかった格好です。もう誰を出してもダメという感じですね。そもそも、若者層を狙うということ自体、ピントがずれているような気がしますけどね。でも、しぶとく二桁台を持ちこたえて立派、という見方もできます(笑)」(テレビ情報誌記者)

 番組プロデューサーやスタッフなどがTwitterで放送と同時にリアルタイムで解説を行ったり、解説特番を放送したりするなど、あの手この手のテコ入れ策を講じてきたが、視聴率が上向く気配は一向になし。もはや万策尽きたかと思いきや、NHKは藤原秀衡役に京本政樹を起用することを発表。

「そもそも京本が数字を持っているのか、という話ですよね(苦笑)。確かに、80年代はテレビ朝日系の『必殺シリーズ』で一世を風靡した京本ですが、ここ最近は目立ったドラマ出演もなく、今年はフジテレビの松本清張没後20年の特別企画ドラマに出演したぐらい。どちらかといえば、現在はバラエティタレントに近いノリですよね。そんな京本に訴求力があるのかどうか」(同)

 京本が登場するのは、9月23日放送回から。同ドラマの磯智明プロデューサーは「秀衡のカリスマ性とゴージャス感を表現できるのは京本さんしかいない」と期待するが、京本がその妖艶な魅力で人気を博したのは25年以上も前のこと。往時の京本を記憶している視聴者が、どれだけ存在するのか。ドラマの浮沈を背負わされる京本にしてみれば、いい迷惑なだけかもしれない。

最終更新:2012/10/10 15:59
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