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サッカーメディアは選手に甘すぎ? コパ・アメリカの“戦犯”上田綺世を擁護する声に違和感……

文=TV Journal編集部

JFA公式サイトより

 ブラジルが待つ決勝トーナメントに進むことなく、20年ぶりの出場となった日本の「コパ・アメリカ」は終戦した。

 コパ・アメリカへの入りは最悪だった。初戦のチリ戦は0-4での敗北。スコアほど内容が悪かったわけではないが、前半終了間際に先制点を奪われ、後半攻勢に出たところで無駄な2失点を喫するというのは、“子どものサッカー”と酷評されても仕方がない。初戦のチリ戦を見たほとんどのサッカーフリークたちが、日本代表のコパ・アメリカでの惨敗を予想しただろう。

 だが、2戦目で優勝候補ウルグアイに対し、日本は真っ向勝負で2-2の引き分けと善戦する。グループリーグのベストマッチに入る内容で、一気に風向きが変わった。多くの南米メディアが日本の決勝トーナメント進出を予想し始め、それに呼応するかのように「南米大陸ではない招待国がコパ・アメリカに参加するのはいかがなものか?」という、そもそも論が巻き起こる。それほど、日本がコパ・アメリカの台風の目になることが予想されたのだ。

 しかし、3戦目のエクアドルを崩し切れず、1-1の引き分けに終わってしまう。勝てば文句なしの決勝トーナメント進出で、相手は開催国で優勝候補のブラジルとの対戦という歴史的シチュエーションを考えれば、悔やんでも悔やみきれない引き分けでの終戦といえる。

 そんなファンの期待を裏切る情けない結末に、戦犯探しが始まっている。真っ先に名前が挙がっているのは、法政大学所属ながら日本代表に選出された弱冠20歳の上田綺世(あやせ) だ。

 上田は、チリ戦での決定機3回に続き、エクアドル戦でも2回の決定機を外し、かつ大会を通じた6回のシュートチャンスで枠にいったシュートが1回しかなかった。これは、ストライカーとして致命的である。

 上田に批判が高まるのを予期してか、育成年代の選手たちを取材する安藤隆人氏はチリ戦後、Twitterに「なんでこんなに上田綺世が叩かれているんだ?  あれだけチャンスに顔出せるのは、彼の予備動作、周りの状況を把握する力が成せる技。もちろんストライカーならば決め切って欲しいが、シュートに至るまでの動きをもっと観て欲しい。彼は学習能力が高い。だからこそ今日の感覚を次に生かしてくれるはず」とツイートしている。

 上田が叩かれるのはお門違いなのだろうか? サッカー関係者に訊いた。

「FWは絶対に得点を獲らなければいけないということはありません。ただ、あれだけのシュートチャンスを逃して、結果、チームが勝てなければ、その責任は当然選手にもある。本田圭佑がいまだにトップレベルにいられるのは 、得点やアシストでチームを勝利に導けるから。上田もアタッカーのポジションにいるのであれば、ゴールに関わることが求められるのは当然で、できなければ批判されます。日本のメディアはフロントや審判は簡単に批判しますが、取材対象者となる選手に甘すぎると思います」

「予備動作、周りの状況を把握する力が成せる技」が日本屈指の才能と言われ続けた柳沢敦も、ピークで迎えた2006年のワールドカップドイツ大会のクロアチア戦で決定機を外し、日本を勝利に導けなかった。その十字架からか、その後、日本代表で活躍することはなかった。若き日から勝利に導くプレッシャーを与えることで、海外のストライカーは成長している。罵詈雑言を飛ばす必要はないが、甘すぎるのもいかがなものだろうか?

(文=TV Journal編集部)

最終更新:2019/06/26 13:30

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