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「ももクロのドリアンマスクだけじゃない!」日本の音楽業界に蔓延する“パクリ疑惑”

momoclo0501.jpg週末ヒロイン ももいろクローバーZ オフィシャルサイトより

 2ndアルバム『5TH DIMENSION』(キングレコード)のコンセプト衣装が、海外デザイナーの作品と酷似しているとして、盗作騒動の渦中にあるアイドルグループ・ももいろクローバーZ。

 ファンからは、「CDが回収されるのではないか」などと心配の声も上がっているが、未だ運営側からコメントは出ておらず、今後の展開が注目される。

 ここまでの大騒動となった要因は、ももクロが人気絶頂の時期であること、また問題の衣装がアイドルらしからぬ斬新なデザインであったことが大きいだろう。

 しかし、アーティストに対するビジュアルの盗作疑惑は、枚挙にいとまがない。

 代表的なのが、浜崎あゆみだ。衣装がブリトニー・スピアーズのものと酷似していたり、CD「CAROLS」(エイベックス・トラックス)のジャケットがセリーヌ・ディオンの香水の広告に似ているほか、歌詞の一部が有名アーティストのものと重なることもたびたび指摘を受けてきた。これに関して、本人や関係者は長年、無言を貫いている。

 さらに同じ所属事務所の倖田來未も、衣装やPVが、ビヨンセやマドンナ、クリスティーナ・アギレラといった人気海外アーティストに似ていると指摘されることが多く、ネットには比較検証のため画像が並べられることもしばしば。

 また当時、新聞などで取り上げられ大騒動となったのが、2009年にリリースされた安室奈美恵のアルバム『PAST<FUTURE』(同)のジャケット写真。韓国人写真家のものと明らかに酷似していたが、それがいつ撮られたものなのかなどが明確でないため、「韓国人写真家がパクッたのでは?」という意見も出ている。

 記憶に新しいところでは、先日YouTubeに公開された4人組ロックバンド・[Champagne](シャンペイン)のミュージック・ビデオ。オーストラリアのバンドのものと、演出や構図、メンバーの動きなどが酷似していることが発覚し、海外のネットユーザーから非難が殺到。動画は削除され、所属事務所は、今後一切のビデオの使用を取りやめると発表した。

 インターネットで盗作がすぐに判明してしまう現代でさえ、盗作疑惑の絶えない音楽業界。[Champagne]の所属事務所が発表した謝罪文には、「メンバーが意図したものではございません」との一文が入っていたが、アーティストが受けたイメージダウンは多大なものだろう。

 何があっても表舞台に立ち続けなければならないアーティストのためにも、そこに関わるクリエイターは、ネット社会の恐ろしさを改めて考えてみてもいいかもしれない。

最終更新:2013/05/01 15:22
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