日刊サイゾー トップ > 社会  > デート商法にお上りさん要注意!

これもアベノミクス効果!? 地方からの上京組をカモにするデート商法が流行中!

dates.jpgイメージ画像(「Thinskstock」より)

 大阪府警は6月18日、22〜27歳の男女10人に高額な投資ソフトを売りつけていた詐欺集団を検挙した。彼らはホストクラブやキャバクラに勤務歴のある数十人の美男美女からなるグループで、「ミクシィ」や「モバゲー」で知り合った客に接触。好意を抱かせ、金融取引の自動売買ソフトを約100万円で販売していた。被害者を篭絡(ろうらく)するためには、性的関係を結ぶことも厭わなかったという。


 被害者は全国に延べ約1000人、被害総額は計約9億6000万円に上るとみられている。しかし、この事件は氷山の一角にすぎないようだ。

「最近、職を見つけて地方から上京してくる若いコが増えているんですよ。アベノミクス効果で、求人が増えているせいじゃないですかね。都会に慣れてなくて警戒感が薄く、孤独を感じているお上りさんは、僕らの格好のカモっすね」

 そう話すのは、都内のデート商法グループで、SNSで物色した女性に接近し、色仕掛けで約30万円の美容機器を販売する、「アポインター」歴4年という30代の男だ。

「『上京してきたばかりです』みたいな書き込みを見つけては、片っ端から『俺も上京したばっかりでさみしいんで、友達になりませんか』ってメッセージを送るんです。これで10人に3~4人はアポが取れ、そのうち1人とはセックスまでいける。そうなれば、あとはこっちのもん。『もっとキレイになってほしい』って言って、契約書にサインさせるんです」

 ちなみに人材サービス大手のインテリジェンスの調べによると、今年4月のフード系アルバイトの求人数は前年比40.3%の大幅増となっており、彼が指摘するアベノミクス効果はあながち間違ってはいないようだ。

「うちのグループのアポインターは、昨年の3倍になりました。同業者も確実に増えている印象ですね。それでも僕自身の売り上げ成績は、昨年と比べて約2倍の月100万円くらいになった。その半分の約50万円を、コミッションとしてもらっています。マジで、アベノミクス様様っすよ」

 大企業や裏社会ばかりが恩恵を受けている感のあるアベノミクス。一般庶民への所得再分配が達成されるのは、いつになることやら……。
(文=牧野源)

最終更新:2013/06/25 15:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

山崎製パンで特大スキャンダル

今週の注目記事・1「『売上1兆円超』『山崎製パ...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真