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本当は嵐がやるはずだった!? 実写版『ガッチャマン』大コケの裏にあったジャニーズ内紛劇

gac0911.jpg映画『ガッチャマン』公式サイトより

 総製作費80億円をかけた実写版『ガッチャマン』が“案の定”大コケした。同作は日活100周年、タツノコプロ50周年を記念して製作されたが、先月24・25日のオープニング2日間の成績は動員約9万人で、興行収入は1億円をわずかに上回った程度。昨年10月の製作発表後、宣伝活動に力を入れてきたが、最終的な興収は10億円に届くかどうか微妙なレベルだ。


 原作は1970年代に平均視聴率21%を誇った人気アニメ。主演は松坂桃李で、共演には綾野剛や剛力彩芽など“旬”の若手も揃えた。科学忍者隊5人分の衣装には、総額2,000万円もかけたという。

 だが、公開を前にした試写の段階で、早くも同作には手厳しい声が飛んでいた。

「ストーリーも陳腐で、CG技術も微妙……。試写が終わった段階で『これはヤバイ』『絶対コケる』と、口々に言われていました」(映画関係者)

 キャストについても「人気の若手俳優を揃えればなんとかなる、といった感じ。紅一点の剛力さんも、ちょっと浮いている気がする」(別の映画関係者)と散々だ。

 実は当初、科学忍者隊にはジャニーズの人気グループ「嵐」のメンバーがキャスティングされていたという。立ち消えになった背景には、ギャラやストーリーの問題ではなく、ジャニーズ内の権力争いが関係している。

 高齢のジャニー喜多川社長の“後継者”をめぐり、「嵐」などを担当する姪のジュリー藤島氏と、「SMAP」の“育ての親”で知られるI女史が激しく火花を散らしているのは周知の事実。先の映画関係者が明かす。

「ジュリー氏が嵐メンバーのキャスティングに難色を示したのは、2000年にSMAPがNTT東日本のCMで先にガッチャマンに扮していたからとウワサされています。SMAPに続くことは、ジュリー氏的に許せなかったのでしょう。コケたときに『やっぱりSMAPのほうがよかった』と言われることも明白ですからね」

 今となってはその“選択”が正しかったといえるが、ここまで神経を尖らせているとは……。ジュリー氏とI女史の冷戦はいつまで続くのか──。

最終更新:2013/09/11 10:00
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