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名作AVが無料で楽しめ、ただでお酒まで飲めちゃうお得な鑑賞会が中野で開催されているらしい

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 水曜の夜、中野にあるSOD本社1FのイベントスペースSOD学園に足を運んできた。ここで、毎週水曜、無料で過去のSOD作品が見れ、お酒までただで飲めてしまうという、とてもお得な観賞会が行われていると耳にしたからだ。

 学校の教室をモチーフにしたというイベントフロアに足を踏み入れると、目の前には巨大な120インチスクリーンが掲げられ、いくつかの島に分けられたテーブルに、ぽつりぽつりとお客さんが座っている。年齢層は思ったより若く、女性の姿も目につく。意外なほど落ち着いた空間で、ここでまさかアダルトビデオ鑑賞会が行われるとは想像もつかない雰囲気だ。

 この日上映されたのは、1996年にSODから発売されたアダルトビデオ『50人全裸オーディション』と『全裸個人面接 36/64』の2本。受付で身分証を提示すると、アンケート用紙とドリンクチケットを渡され、丁寧に席まで案内された。会場にはバーが併設され、ドリンクだけでなくフードも楽しめるようになっている。

 なぜこんなサービス精神に満ちたイベントが行われているのかと、担当者に話を聞いてみた。対応してくれたのは、SODクリエイト企画制作部の手塚大輔氏。「来年2014年の11月にソフト・オン・デマンド創立20周年目を迎えます。この節目を機に今まで歩んできたSODの歴史を後世に伝えていく為、『SOFT ON DEMANDの名作を後世に語り継ぐ会』の発足を考えています。そこでまず、会の発足準備として、SODの過去の名作・大作・珍作をみなさまに見ていただき、作品に対する率直な意見を聞きたいと思い、このイベントを行っています」と教えてくれた。

「『名作AV観賞モニター』という形で、無料にて毎週水曜日の20時から作品を鑑賞してもらい、アンケートに答えていただきます。モニターとして参加された方には、もれなくその場で使えるドリンクチケット2杯分もお付けしています」(手塚氏)

 告知については「会社のホームページと、FACEBOOK、あとは登録しているお客さんのメールマガジンでお知らせしています。上映するのは2003年までの作品で、当時の人気作から、廃盤になって、今ではもうお店では買えないものなど、さまざまなものを企画しています」と話す。

 客層については「当時の世代の人は意外と少ないんですよ」と手塚氏。

「来る人はソフトオンデマンドの作品が好きな人もいれば、メーカーにこだわらず、上映される作品の内容を見ていらっしゃる方もいます。30代前後の方が多いですかね」と言い、「最近だと森下くるみさんのデビュー作を上映したり、ちょっと無茶な内容でしたが、七瀬ななみさんの“1週間ザーメンだけ食べて生活できるか”っていう『ザーメン1週間/七瀬ななみ』(01年)を上映しましたが、好評でした。ぶっかけやごっくんが好きな若い人がたくさん来てくれましたね。今後は『レイプ版尻取り侍』など、名作と言われたSODの企画作品の上映も考えています」と笑顔で語る。

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