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佐村河内守氏の“泣き芸”に共作容認も、新垣氏が唯一譲れないアノ楽曲とは――

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 ニセ作曲家騒動の佐村河内守氏のゴーストライターだった作曲家の新垣隆氏が今月5日、佐村河内氏が「共作」という形で自分にも著作権があるとアピールしていることについて、一部の楽曲については主張を受け入れる意向を示した。


 この日、千葉・茂原市内で行われた演奏会に出演した新垣氏は「名義を共同とするものと、そうでないものに分けたいという気持ちはある」と明かした。

 佐村河内氏は先の会見で、新垣氏に対して「名誉毀損で訴えます!」と宣戦布告したが、代理人と協議した結果、訴訟を断念。すると今度は新垣氏側に歩み寄り、先月には代理人が同氏に接触。新垣氏が作曲したが、佐村河内守名義で発表した作品をめぐる著作権を“譲ってもらえないか”と打診していた。

「新垣氏も、日の当たらなかった自分を夢の舞台へいざなってくれた佐村河内氏に感謝の気持ちを持っている。一部の作品の共作を認める方針を示したというのは、そうした気持ちからだろう」とは音楽関係者。

 ただ、新垣氏にも、どうしても譲れない楽曲ある。ソチ五輪で男子フィギュアの高橋大輔選手がショートプログラムで使用した「ヴァイオリンのためのソナチネ」がそれだ。同曲は18万枚を売り上げた「交響曲第1番 HIROSHIMA」と並ぶ代表曲。一連の騒動のきっかけとなった義手のバイオリニスト・みっくんが大好きな曲でもある。

 新垣氏を知る人物は「新垣氏がすべてを暴露したのは、教え子であるみっくんが佐村河内氏に虐げられていたから。みっくんは『ソナチネ』が大好きだったが、佐村河内氏と決別後、みっくんは『この曲に佐村河内さんの名前が載っている限りは二度と演奏しない』とまで言い切った。そのほかの曲は別として、新垣氏は『ソナチネ』の共作だけは絶対認めないはずだ」と話す。

 佐村河内氏としては代表曲の1つである「ソナチネ」の共作権は勝ち取りたいところだが、新垣氏が態度を硬化することを恐れ「ソナチネは捨て、それ以外の曲で共作表記を目指す可能性が高い」(事情通)という。

 世間の話題をかっさらった騒動から2カ月あまり……。舞台は、私欲まみれの権利争いに移行しているようだ。

最終更新:2014/05/13 10:00
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