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『テラスハウス』卒業メンバーの新作が同時リリース chayと住岡梨奈の音楽性はどう変化した?

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chay『Wishes(通常盤) 』(ワーナーミュージック・ジャパン)

【リアルサウンドより】

 10月末をもって終了したテレビ番組『テラスハウス』(フジテレビ系)。その卒業メンバーである永谷真絵ことchayのシングル『Wishes』と、住岡梨奈のアルバム『watchword』が11月12日にリリースされた。

 『テラスハウス』出演前からメジャーアーティストとして活躍し、今年の1月(住岡)と3月(chay)に卒業した2人だが、リリースが同日になるのは今回が初めて。それぞれシングル・アルバムと形態が違うために真っ向勝負とはならないが、チャートの順位にも注目が集まるところだろう。

 そこで今回は、彼女たちの新作をこれまでの作品と比較し、それぞれの特徴を分析。成長した部分や注目ポイントを紹介したい。

ファッションアイコンへと変貌を遂げたchayの“モデル路線”

 chayが最新作『Wishes』や、これまでリリースしてきた楽曲には、後述する住岡との違いがいくつかある。80年代のポップスや洋楽(特にシンディー・ローパー好きを公言している)をルーツに持つ彼女の楽曲は、どこかレーベルメイトの山下達郎や竹内まりやからの影響を感じさせる部分があり、特にその傾向が顕著だったのがデビューシングルの「はじめての気持ち」だった(実際にchayはこの2人のPVに出演したり、山下の楽曲をカバーしている)。

 chayは今年の5月からはファッション雑誌『CanCam』に登場、専属モデルとしての活躍も目立つ。ちなみに新作の『Wishes』は、初回限定盤の1000枚限定で『CanCam』とのコラボレーションフォトブックに加えて、「c­hayデザインちっちゃいポーチ」が付録になるといった驚きの特典で話題になっている。楽曲もテラスハウス在籍時にリリースした2ndシングル『I am』からその傾向が変化していく。歌詞の中に英語が多く登場するほか、曲調もギターの弾き語り路線から、オケを前面に出して壮大なスケール感を演出し、前向きなポップソングを歌うようになった。

 おそらくこの変化は、自ら作詞・作曲を手掛けるchayが、『テラスハウス』という媒介を通して広く世間に知られることになったゆえの心境の移り変わりによるところが大きい。タイミング的にそう遠くない時期にリリースされるであろう1stフルアルバムには、前向きなシングル表題曲が収録されるのは間違いないが、アルバム曲には彼女の本質である80’sポップ的な楽曲が収録されるのか、という部分にも注目したい。

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