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主要観光地の宿泊施設6割が不法営業か……ソウル浄化作戦決行で、ぼったくり業者が大ピンチ! 

9228324317_ed0fd8c872_z.jpgイメージ画像 Photo By Adrián Pérez from Flickr.

 6月13~14日、新宿歌舞伎町にぼったくりキャバクラ摘発のための捜査が入り、6店舗で17人が逮捕された。警察によると、昨年1~4月に106件だった通報が今年に入って10倍の1,052件に増加したという。

 その報道を見た韓国ネチズンの中には「取り締まる意思があれば、なくなるはずなのに……」という声もあったが、“ぼったくり被害”に関しては韓国も負けてはいない。

 韓国のぼったくり業者にとって一番のターゲットは観光客であり、その不満は毎年高まっている。韓国観光公社が発刊した「2014年観光不便申告総合分析書」によれば、「観光不便申告(クレーム)センター」に届けられた観光客からのクレームは、2013年に比べて47件増加した1,154件に上った。

 クレームの中で最も多かったのは、「不親切・価格」など、ショッピングに関連するものが317件。次点が「タクシーの不当料金徴収および乗車拒否」(128件)、「宿泊施設」関連(84件)と続いた。

 韓国のあるメディアが現状を調べようと中国人観光客に扮して調査してみたところ、中国人観光客が多い南大門(ナムデムン)市場周辺では、通常価格4万9,000ウォン(約4,900円)のジャケットが3倍近い16万5,000ウォン(約1万6,500円)で売られており、靴やカバン、タクシー料金なども相場より3万ウォン(約3,000円)以上、ぼったくるケースが多かった。また、宿泊施設などでは正規の料金のほか、サウナやマッサージといった後付けのセットを強要して、強引に宿泊料金の底上げを図る手法も蔓延しているそうだ。

 ちなみに、近年では中国人観光客をターゲットにした整形手術のぼったくりが横行している。韓国語のわからない中国人の仲介役が整形外科医と共謀して、不必要な手術などを行って、相場より50~70%以上も上乗せした料金を請求するのだ。

 観光客をターゲットにした“ぼったり被害”が増加していることから、韓国警察は、観光客が増加する日本のゴールデンウィーク(4月29日~5月6日)と、中国のメーデー(5月1~3日)期間にかけて、ソウルを中心に主要な観光地一帯の宿泊業者250カ所を一斉調査。その結果、なんと151カ所の店舗で不法営業行為が行われていたことが発覚した。

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