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サッカー女子W杯、悲願の16強進出で大ブレーク! 韓国「美しすぎるDF」に熱視線

SK001_20101023_472401.jpgシン・ソヨン

 カナダで行われた女子サッカーのW杯。連覇を目指した“なでしこジャパン”は決勝でアメリカに敗れ、惜しくも準優勝に終わったが、日本中が盛り上がった。まさに女子サッカー人気再燃の兆しだが、韓国でも今回の女子W杯は大いに盛り上がった。何しろ今大会で韓国は、悲願の1勝と決勝トーナメント進出を達成。2003年大会以来2度目のW杯出場で達成したこの快挙は、「テハンナンジャ(大韓娘子)、新しい歴史を刻む」(朝鮮日報)、「男子は48年かかった偉業、女子は12年で成し遂げた」(週刊京郷)などとたたえられた。帰国時には、空港で凱旋セレモニーも行われたほどだ。

 新たなスターも生まれた。もともと韓国女子サッカー界では、元INAC神戸所属で、現在はイングランドのチェルシーでプレーするチ・ソヨンが有名だったが、今大会で一躍、人気者になったのはDFのシン・ソヨンだ。

 1989年生まれで26歳になる彼女は、韓国の試合のたびにポータルサイトの検索ランキングで上位に上がり、ついたあだ名が「オルチャン(美顔)DF」「美女サッカースター」「韓国女子サッカー美貌担当」などなど。過去に出演したバラエティ番組やグラビアが再び話題になるなど、一躍人気者に。各メディアも「芸能人級の美貌」「アイドルグループSISTARのボラに似ている」と騒いでいる。彼女のTwitterやInstagramなども人気で、日本とアメリカが決勝を戦った7月6日朝にアップした写真が、ニュースにもなったほどである。

 W杯の快挙と新たなスターの誕生に沸く韓国女子サッカー界だが、その環境は決して褒められたものではない。というのも、2014年12月時点でKFA(大韓サッカー協会)に登録されている女子サッカーの選手数は、わずか1,765名。チーム数は小・中・高・大学、実業団合わせて76しかないほど貧弱なのだ。それでも10年にはU-20女子W杯で3位、U-17女子W杯では優勝、今回のカナダW杯ではそのメンバーたちが中心となって16強進出と着実に成長しているが、その底辺の広さと強さは、なでしこジャパンの足元にも及ばない。そのため、韓国メディアでは「日本のように、韓国女子サッカーも底辺拡大と代表強化に取り組むべき」との意見が多く出されている。男子サッカーは宿命のライバル関係にあり“日本には絶対負けない”と息巻く韓国だが、女子サッカーに関しては日本が“目標”であり“お手本”というわけだ。

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