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「虫入りキャラメル」「ビニールチキン」……食品衛生ルール改悪でさらに揺らぐ、韓国“食の安全”

chiken0115.jpgくだんのビニールチキン

 愛知県稲沢市の産業廃棄物処理業者が、カレーチェーン店「CoCo壱番屋」を展開する「壱番屋」が廃棄したビーフカツを不正に転売していたとして騒動になっているが、韓国で食品にまつわるアクシデントが起こったときは、「食品医薬品安全処」(食薬処)に申告するのが一般的だ。そんな食薬処が1月14日、食品製造・加工業者2万7,740カ所を点検し、食品衛生法違反として2,823カ所を摘発したと発表した。

 それによると、食品の安全確保の上で必須といえる基本安全守則の違反件数が、1,144件にも上っていることが判明している。基本安全守則とは、異物管理努力や流通期限など食品事故を防ぐための原則なのだが、異物混入(291件)、品質検査未実施(261件)、衛生教育未実施(149件)、無登録製品の使用(94件)など、当たり前に守られるべきルールが守られていない現実が浮き彫りになった。食薬処は昨年、加工食品7万3,298点についても検査しており、そのうち224点を回収している。

 実際、韓国では相も変わらず食品への異物混入が頻発している。最近では昨年12月に起こった“ビニールチキン騒動”が有名。チキンのフランチャイズ「チキンマニア」のある店舗で販売したチキンにビニールのかけらが刺さっており、クレームを入れた消費者に対して「その程度では返品できない」などと突っぱねた騒動だ。事態はネットを通じて拡散し、最終的にチキンマニアは公式謝罪。ビニールチキンを販売した店舗は閉店に追い込まれている。また、11月には有名製菓業者のお菓子に、5mmほどの幼虫2匹が混入していた事件も。8月にも、虫入りのキャラメルを食べて下痢を起こした親子の騒ぎがあった。

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