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週刊誌スクープ大賞

“障害者の希望”から一転……乙武洋匡氏の順風満帆な人生の歯車を狂わせた「参院選出馬」

 さて、今週の第3位はフライデーの独占スクープ撮。V6の岡田准一(35)と女優の宮崎あおい(30)が「夫婦同然の生活を送っている」というのである。

 この2人の仲が騒がれたのは、共演した映画『天地明察』が撮影されているときだった。当時、宮崎が結婚していた俳優の高岡奏輔がTwitterでフジテレビ批判をして、事務所を解雇される騒ぎになってしまった。そのために宮崎の仕事にも支障が出ることになり、共演していた岡田に相談するうち、男女の仲になったといわれた。

 その後、宮崎と高岡は離婚するが、高岡の知人が「宮崎が岡田と不倫をいていた」と暴露したため、2人は大バッシングを受け、特に宮崎へのダメージは大きく、彼女が出演していたCMは激減したという。

 だが、距離を置いたかに見えた2人だったが、水面下ではひそかに愛を育んでいたとフライデーは報じている。

 離婚から4年が過ぎ、宮崎はNHKの朝ドラ『あさが来た』で達者な演技を見せて復活。岡田は昨年、日本アカデミー賞で史上初の最優秀主演男優賞と最優秀助演男優賞をW受賞して、役者としても大きく飛躍したといわれている。

 フライデーが目撃したのは3月中旬の平日、朝10時。共に暮らすマンションから出てきた2人は、マスクと帽子をかぶった岡田が運転するポルシェで近くのスーパーで買い物をし、ベーカリーでパンを買ってマンションへ仲良く戻る姿をカメラに収めている。

 30超えた男と女に「春はもうすぐ来る」とフライデーは結んでいる。だが、結婚は人生の墓場ともいわれる。2人にとっては今が一番幸せなのかもしれないと、私は思う。

 第2位。安倍首相は消費税を10%に引き上げることを断念するという見方が、急速に広がっている。

 これには7月の参議院選を有利にしようという思惑があったのだろうが、ここへきてアベノミクスが完全に失敗したから、上げることはできないという見方が大勢を占めてきているようである。

 安倍首相は、3月16日から官邸で「国際経済金融分析会合」を始めた。ここには黒田日銀総裁や主要閣僚が集められ、ポール・クルーグマン氏やジョセフ・スティグリッツ・コロンビア大学教授などノーベル賞を受賞した錚々たる人たちを招き、「増税見送りの大義名分を『国内事情ではなく、世界経済を不安定化させないため』としたい」(文春)腹づもりだったようだ。

 だが彼の意に反して、世界的権威たちはこぞって「アベノミクスの先行きに疑問符を突き付けた」(同)のである。クルーグマン氏もスティグリッツ氏も「現在は消費税を上げる時期ではない」と主張している。

 さらに、日銀が導入したマイナス金利についてスティグリッツ氏は「悪い副作用をもたらす可能性がある。銀行に打撃を与え、貸し出しを妨げるおそれがある。効果はないというよりもましという程度」とこき下ろしたのである。

 現代では、クルーグマン氏の独占インタビューをしている。そこでもクルーグマン氏はこう言っている。

「黒田総裁はこの2月からマイナス金利政策に踏み込みましたが、これもあまり感心できません。マイナス金利政策の是非を判断するには時期尚早でしょうが、効果は非常に小さいものにとどまると思います。というのも、マイナス金利政策のメリットは円安効果が望めるということですが、現在は世界各国が自国通貨安を目指して金融緩和をしている状況です。日本が円安を求め、欧州はユーロ安を求め、アメリカはこれ以上ドル高になって欲しくないと願っている中で、日本がマイナス金利政策を採用したところで円安効果は出づらい。実際、2月からの為替相場ではむしろ円高傾向が強まっているではないですか」

 氏は「アベノミクスは人々の期待に応えられていない」とまで言っているのである。

 では、どうすればいいのか?

「具体的に言えば、GDPの2%ほどの額の財政出動が必要です(編集部注。日本のGDPは約500兆円なので、その2%は10兆円)。労働人口の減少という問題を抱えている日本では、投資需要を生み出すのは難しい。その意味でも、財政支出をインフラストラクチャーのニーズがある分野に投じるべきです」

 今度もまたジャブジャブとインフラ投資に回せという氏の考え方には、私は同意できないが、とにかく今やっているアベノミクスは先がなく、ここで消費税を上げれば日本経済はメチャメチャになるという点では、招かれた人たちの多くが一致している。

 では、安倍首相は消費税値上げを断念するのか? クルーグマン氏は、安倍首相は「あなたの言っていることは分かりますよ」という顔つきに見えたと言っている。

 このセレモニーで消費税値上げは断念、衆参同日選挙へなだれ込むという方向は決まったようだ。アベノミクスの失敗と格差の是正、富の再配分、憲法改悪は是か非かが選挙の争点になる。さじは投げられた。あとは、有権者が賢い選択をするだけだ。

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