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週刊誌スクープ大賞

“障害者の希望”から一転……乙武洋匡氏の順風満帆な人生の歯車を狂わせた「参院選出馬」

motoki0328「週刊新潮」(3/31号、文藝春秋社)

今週の注目記事・第1位
「一夫一妻制では不満足『乙武クン』五人との不倫」(「週刊新潮」3/31号)

第2位
「ノーベル経済学者ポール・クルーグマンが明かす 安倍が極秘会談で話したこと<3.22>」(「週刊現代」4/9号)
「スティグリッツがアベノミクスに疑問符 『消費増税』見送り解散に黄色信号」(「週刊文春」3/31号)

第3位
「<V6>岡田准一と宮崎あおい『ドロ沼不倫を乗り越え同棲愛』」(「フライデー」4/8・15号)

注目記事
「夢のがん治療薬『オプジーボ』はこんなに効く」(「週刊現代」4/9号)

「報道のTBSが泣く 政治部記者の万引きを2日後に報道」(「週刊文春」3/31号)

「11年ぶり3度目の拘束!? 安田純平はなぜ戦場を目指すのか」(「週刊文春」3/31号)

「<恋人の息子が初告白>原節子『生涯一度の恋』 石井妙子」(「週刊文春」3/31号)

「ショーンK<ショーン・マクアードル川上(48)>激白150分」(「週刊文春」3/31号)

「<暴露の手紙68通が国会に届いて> 二階派『長崎幸太郎』代議士を巡る謀略」(「週刊新潮」3/31号)

「東芝社員[1万1,000人リストラ]悲痛証言集」(「週刊ポスト」4/8号)

「月刊誌『WiLL』名物編集長がクビになった無謀な移籍に業界ビックリ」(「週刊新潮」3/31号)

【巻末付録】現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ!

 今週は第3位まで順位をつけたが、そのほかは順位をつけるほどのものではないので順不同としてある。

 ところで、週刊誌の底力を今週は新潮が見せつけた。このところ仲間内で飲むときは、必ず文春の話になる。そして、ときどき新潮の名前が出るが、現代、ポストについては「なんであんなに面白くない記事が作れるのか」と、私に聞いてくる。

 そんなことを言われてもなぁ……と私。だが、これだけは言える。選択と集中のやり方を間違えているのだ。人とカネをどこへ集中したらいいのかが、わからないのだろう。だから、先輩たちがやってきたグラビアとSEX記事を大事に守っているだけで、新しいもの、世を震撼させるようなスクープをやろうという「余力」がないのだ。

 雑誌のあり方は違うが、今年齢73になる「WiLL」編集長の花田紀凱さんが、新天地を求めて移籍した。彼は、今でも新しい面白い雑誌を作ろうと、日夜研鑽に励んでいる。爪の垢でも煎じて飲んだらどうか。

 先日、その花田さんが、親会社「ワック」を離れて飛鳥新社へ移ると書いたが、新潮ではこの移籍を「無謀」で業界がビックリしていると報じている。「WiLL」は一貫して保守論陣を張る雑誌として発行され、この雑誌不況下でも刷り部数は10万部前後を維持しているという。

 ワックの関係者がこう話す。

「社長が年齢も考慮して花田さんに『一線を退いて編集主幹の肩書きでは』と打診したところ、あくまで現場にこだわる彼が怒り出してしまった結果、こうなったのです。なぜか彼はWiLLを編集部ごともらえると思い違いし、飛鳥新社と交渉を進めてしまった」

 花田さんの名刺には「NEW WiLL 編集長」とある。しかし、誌名の権利はワックが持っているはずだからWiLLは使えないだろう。

 ワックでは、文藝春秋にいた人間を編集長に据えて存続するようだから、同じようなウルトラ保守雑誌が2冊できることになるのだろうか?

 花田さんは文藝春秋を辞めて朝日新聞に移り、女性誌をやって失敗したことがある。その二の舞いにならなければいいが。

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