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 >   > インポテンツも体位も“文化”として考察――性器や性的不能と社会を繋ぐ「異端と逸脱の文化史」の系譜

――『江戸の糞尿学』『“特殊性欲”大百科』『ヴァギナの文化史』『お尻とその穴の文化史』……。タイトルは強烈だが、装丁はエレガントな人文書。中身は知的好奇心をくすぐり、社会や人間の本質を浮き彫りにしていく内容……。そんな「異端と逸脱の文化史」シリーズの刊行を続ける作品社の編集者にインタビューを行った。

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「異端と逸脱の文化史」シリーズの編集者・内田眞人氏。

 書店で人文書のコーナーを覗く人なら、『○○の文化史』というタイトルの分厚い書籍を見かけたことがあるだろう。中でもひときわ目を引くのが、『性的不能の文化史』『ヴァギナの文化史』『体位の文化史』『お尻とその穴の文化史』といった、人間の下半身をテーマにした書籍群だ。実はその大半が、作品社という出版社の「異端と逸脱の文化史」シリーズの書籍であり、そのすべてをひとりの編集者が手がけている……ということは、そう多くの人は知らないはずだ。

 本稿では、その「異端と逸脱の文化史」シリーズの編集者である作品社・内田眞人氏にインタビューを敢行。同シリーズの狙いや、そこで扱うテーマと現代社会との関係を解き明かしながら、書籍の内容を紹介していこう。

 これまで内田氏が手がけてきた「異端と逸脱の文化史」シリーズは計23冊。シリーズの最初の作品となる『悪食大全』は1995年の発売だ。なお内田氏は作品社に84年に入社している。

「私が入社した当初も現在も、作品社は哲学思想や政治、経済、文学などの書籍を手がけるカタい出版社です。ですから、『異端と逸脱の文化史』のような性に関する書籍をつくろうとは、当初はまったく考えてはいませんでした」

 シリーズが始まるきっかけは、『悪食大全』の訳者でもある高遠弘美氏(現・明治大学教授)から、同書の翻訳出版をもちかけられたことだった。

「『こんなおもしろい本があるんだよ』と原著者であるロミの本を紹介していただいて、『ぜひ出しましょう』という話になったんです。それが出版後、朝日新聞などの書評にも取り上げられて、売り上げも評判もとても良かった。それでロミのほかの書籍も出していくことにしたんです」

 ロミ(1905~95年)はフランスの著述家。作品社からは『悪食大全』のほか『おなら大全』、『でぶ大全』も高遠氏の翻訳で出版されている。そのほか『娼館の黄金時代』(吉田春美訳、河出書房新社)、『乳房の神話学』(高遠弘美訳、角川ソフィア文庫)などの著作があり、通常は歴史学の対象とはなりにくいテーマの史書を多数著したことで有名だ。

 なおロミは骨董屋、ジャーナリスト、編集者など多数の職業を持つ一方で、風俗ポスターを2万5000枚も集める稀代のコレクターでもあったという。そのため著作のスタイルも「逸話収集」「図版資料重視」が基本。「異端と逸脱の文化史」シリーズも、図版1200点収録の『フェティシズム全書』など、図版が豊富なのが特徴で、その点はロミの著作群と共通しているといえるだろう。

「『異端と逸脱の文化史』シリーズは、“知的なおもしろさがあること”を大切にしています。だから下半身がテーマの本でも、性的に露骨な図版が入っていればいいというわけでない。あくまで下半身は入口で、そこから社会や歴史、人間の深淵さなどが見えてくるような、射程の長さを持った作品にしようと意識しています」

 なお『悪食大全』に続く『おなら大全』も売り上げや評判は上々。「女性からの反応が多かったのも驚きで、荻野アンナさん(現・慶應義塾大学文学部教授)にもおもしろがって読んでいただいた」とのこと。新聞の書評に取り上げられ、研究者からの評判もいいこのシリーズ。一般の読者もインテリ層が中心だという。

「このシリーズは下ネタをテーマにしていますが、あくまで人文書の枠に入る作品としてつくっています。価格は2000円、3000円を超えますし、図版は多くてもやはり活字が中心。このようなハードカバーの本を積極的に買う方は、やはり知識欲が旺盛で、活字の本を読むことが生活の楽しみになっている方なんです。地方からの注文では、教員や公務員の方が多い印象で、『郵便局留めで』という依頼もときどきあります。さすがにこの書名で家や職場に届いたら困るのかもしれません(笑)」

 確かに『ヴァギナの文化史』『うんち大全』などのタイトルだと、書店でレジに持っていくのも多少気が引ける。

「だからこそ、装丁は人文書らしく、知的でエレガントな雰囲気を意識しているんです。このようなテーマで価格もそれなりにするのに、安っぽいつくりにしてしまったら中身も安っぽいと思われてしまいますからね。タイトルも『ヴァギナの文化史』だと知的な雰囲気がありますが、『アソコの謎』にしちゃうとダメなんです(笑)」

妄想に意味を重ね文化に昇華させる

 その後もシリーズは続いていくが、もっとも売れているのは05年発売の『ヴァギナの文化史』だという。

「著者はオランダの性科学者(セクソロジスト)で、女性に向けて書かれた作品ですね。この『異端と逸脱の文化史』シリーズでおもしろいテーマの本をつくることができているのは、やはりフェミニズムやジェンダーの研究が世界的に進展したことが大きいと思います。また近年は研究者にも女性が増加し、男性研究者では気づかなかった視点から問題を取り上げる書籍も増えている印象ですね」

 例えば『ヴァギナの文化史』では、ヴァイブレーターの歴史が取り上げられており、それが女性のヒステリー治療の医療器具として誕生したことが明かされている。女性への性的な抑圧が強かった時代、欲求不満からヒステリーを起こす女性が多かったため、医師がイカせてあげることが治療だったのだ。この事実は、2013年に日本でも公開された映画『ヒステリア』の主題にもなっているので、ご存知の読者もいるだろう。

「ただ、ヴァイブレーターで“治療”をしてくれたのは内科医の場合のみ。女性が外科医に行ってしまうと、逆に性的欲望をなくさせるためにクリトリスをメスで切除するという野蛮な治療も行われていたんです。どちらにいくかで天国と地獄。信じられない話ですが、18~19世紀の欧米での本当の話です」

 現在の精神医学ではヒステリー=女性特有のものという考えもなくなり、「ヒステリー」という用語自体が使用されなくなった。「その当時は女性のヒステリーや性的欲望というものが、男性社会において対処しきれないものとして存在していたのでしょうね」と内田氏は語る。

「なおヴァイブレーターについては『ヴァイブレーターの文化史―セクシュアリティ・西洋医学・理学療法』という有名な本があります。著者の女性は、19世紀の通信販売のカタログを見ていて、ヴァイブレーターの広告が特にいやらしい雰囲気もなく多数掲載されているのに気づき、『どういう使われ方をしていたんだろう?』と疑問に思った。そこからヴァイブレーターの歴史が解き明かされていったんです」

 そのほか「異端と逸脱の文化史」シリーズで話題を呼んだ作品としては『体位の文化史』がある。この本はそのまま『タモリ倶楽部』(テレ朝)の番組になり、訳者の山本規雄氏もゲスト出演した。内田氏は「ワンワンスタイル以外の体位でセックスを行なうのは人類だけですし、体位というのは人間の文化そのものなんですよ」と語る。

「フランスでは四十手、日本では四十八手で、インドだと六十四手の体位があるといわれていますが、現実にはまずできない体位が多く、ほとんどが妄想じゃないですか(笑)。妄想というのは観念そのもので、文化そのものなんですよね。性行為を単なる行為としてではなく、文化としても楽しむ……という考え方の象徴が、体位なんだと思います」

 そうやって説明されると、体位の話も“文化”として考えられるようになるから不思議だ。

「この『異端と逸脱の文化史』シリーズのポイントは、そこにあるんです。性の世界というのは“空虚なる中心”ですよね。核心にある性器や性行為じたいなんて、大して面白いもんじゃない。それを妄想で何重にも覆って、意味があるものがごとくとして扱ってきたのが文化であり、『その妄想部分を楽しもうよ。そこから人間の滑稽さや深淵を見よう』というのがこのシリーズの面白さなんですよね」

大手出版社も参入 高騰する同種の契約金

 このシリーズには『ホモセクシャルの世界史』、『男色の日本史』といったホモセクシャルをテーマにした作品もあり、共に評判は良かったそうだ。

「『男色の日本史』については、これまで日本のホモセクシャルを通史としてまとめたものがなく、古代ギリシャなどと国際比較で分析するという点も新しさがありました。また、研究者の間では常識のことでしょうが、『江戸の男たちのほぼ全員がホモセクシャル、またはバイセクシャルだった』という事実を、あからさまに書いてしまったことも大きかったでしょうね」

 また、このような作品に興味を持つ人が増えた背景には、ゲイの文化や歴史に関する研究が世界的に進行していることがあるという。

「『異性愛が普通というのは歴史的には全然ウソで、人間はみんな実はバイセクシャルなんだ』『むしろ文化的に異性愛を強制されているんだ』という考え方が、近年の専門研究の世界では主流になってきています。では、なぜ異性愛が強制されてきたのか……という研究は、今も盛んに議論されていますね」

 一方で、シリーズ最新刊の『性的不能の文化史』は男性のインポテンツを扱ったものだ。

「検証対象となるのは男性ですが、この作品もそのセクシャリティやジェンダーの研究が発展したからこそ生まれたものといえます。フェミニズムの研究では『女らしさ』という固定概念が女性差別の根拠になってきたこと、その『女らしさ』も時代によって異なっていたことを解き明かしてきました。近年はそれをひっくり返して、『じゃあ“男らしさ”って何なの?』という研究が盛んになってきたんです」

「男性学」という学問を耳にする機会が近年増えてきたことには、そのような背景があるわけだ。ここ数年は、長引く不況や女性の社会進出などの影響も相まって、男性の生きづらさをテーマにした本や雑誌の特集がブームとなっている。その中でも、『性的不能の文化史』が扱っているインポテンツというのは切実な問題だ。

「この作品が扱っているのは『男らしさ』の問題です。性的不能といっても、単に勃つか勃たないかの話ではなく、時代によってそのとらえ方は異なっている。女性を妊娠させられないことが性的不能とされた時代もあれば、女性を性的に満足させられないこと=性的不能とされる時代もあるんです」

 特に性的不能に対して特異な考え方が持たれていたのが中世ヨーロッパ。『性的不能の文化史』には、夫のインポテンツを理由に、教会で離婚を求める裁判が行われ、そこで男性の勃起能力が試される場面が描かれている。なお裁判では、勃起を促すために善女(オネスト・ウーマン)と呼ばれる女性が登場し、胸をさらけだしたり、男性の陰茎をなでたりするのだが……。

「善女は教会側が選んだ女性ですからね。頼まれてもやりたくないといったオバさんでしょうし(笑)。そのうえ『勃たなかったら離婚だ』というすごいプレッシャーがかかる。そんな状態じゃ、なかなか勃ちませんよね(笑)。離婚が認められないカトリックの世界で、許される唯一の理由は『男が不能であること』でした。旧約聖書の『産めよ、増やせよ、地に満ちよ』という文言がその根拠となっており、それを実行できない男は、男としての役割を果たしていない……とされたわけです。なおこうした裁判については、『性的不能者裁判―男の性の知られざる歴史ドラマ』という本もあります」

 そして性的不能で離婚が認められてしまうということは、男性が家父長としての地位を失うということでもある。

「自分が一家の最大権力者であり、妻をもらって、子どもを産ませて、その財産を引き継がせる。それは家父長制の社会で男性が持つ権力ですが、性的不能の人はその権力を失ってしまう。勃たないということは、男性にとってそれだけ重大な問題だったわけです」

 このように、インポテンツという現象ひとつをとっても、それを文化的、歴史的な視点から掘り下げていくと、隠された社会の仕組みが見えてくる……というのは実に興味深い。

「裏側から見たほうが真実が見える、ということでしょうね。男性中心社会は、“男らしさ”に価値が置かれてきた社会なわけですが、そこで敗れ去った男たちを見ていくと、人間や社会の真実が見えてくるんです」

 なお『性的不能の文化史』の最後を飾る10章は「バイアグラと“男らしさ”の現在──幸福な解決策か、新たな不幸の誕生か」というタイトルだ。

「最近の週刊誌は、読者の年齢層が高くなってきたため、『55歳を超えても現役』とか、シニアセックスの特集が多いですよね。それは、バイアグラなどの薬の登場によって、これまでセックスをリタイアしていた年齢の人も『薬で元気になれる』という考えが広まったことも大きいと思います。男は『まだできるんじゃないか、できなきゃいけないんじゃないか』と考えるようになったし、それを求める女性も出てきた。そういう意味では、バイアグラが“男らしさ”や“男のあり方”を変えてしまったとも言えるわけです」

 このように、現代社会を生きる人にダイレクトに響くテーマも扱う「異端と逸脱の文化史」シリーズ。今後はどのような作品をつくっていく予定なのだろうか。

「『ヴァギナの文化史』『ペニスの文化史』のような直球勝負のテーマはほとんど扱ってしまいました。また、この分野でもおもしろいテーマの原書は、大手出版社も積極的に扱うようになり、契約金の高騰で手を出せないものも増えています。我々のような小さな出版社は、ほかが出していないテーマを探し、内容と本造りで勝負するしかありません。『江戸モノの本はたくさんあるけど、スカトロジーでまとまった本はないよな』という発想からつくった『江戸の糞尿学』などもその一例です」

 なお本シリーズには、ここまで言及したもの以外にも、『ビデの文化史』『オルガスムの歴史』『“特殊性欲”大百科』などなど、強烈な切り口の作品が多数。今後も驚きのテーマで、読者の知的好奇心をくすぐる作品が出てくることを期待したい。

(文/古澤誠一郎)

内田眞人(うちだ・まさと)
1960年、東京都生まれ。1984年作品社入社。「異端と逸脱の文化史」シリーズのほか、政治経済・思想哲学からビジネスまでさまざまなジャンルの書籍を手がける。翻訳書ではジャック・アタリ、デヴィッド・ハーヴェイ、アントニオ・ネグリなども担当している。

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【1】『おなら大全』
ロミ&ジャン・フェクサス著、高遠弘美訳/97年/3600円/作品社
シリーズ初の書籍。古今東西・老若男女が放つ屁を、驚愕の文献と図像で集成した「おなら百科全書」。


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【2】『フェティシズム全書』
ジャン・ストレフ著、加藤雅郁・橋本克己訳/16年/4800円/作品社
制服、体液、死体など、あらゆるフェティシズムを網羅。奇怪さ、滑稽さ、深淵に迫る。図版1200点を収録。


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【3】『ヴァギナの文化史』
イェルト・ドレント著、塩崎香織訳/05年/2400円/作品社
女性の神秘のベールを剥ぐ禁断の文化史。快楽やオルガスムの神秘から、世界の不可思議な風習、芸術的解剖図、ヴァイブレーターの歴史、最先端医学まで研究・考察している。


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【4】『ヴァイブレーターの文化史―セクシュアリティ・西洋医学・理学療法』
レイチェル・P. メインズ著、佐藤雅彦訳/10年/3200円/論創社
ギリシア・ローマ時代からの性の文化的変遷をたどり、治療器具として技術革新されてきたヴァイブレーターの軌跡を克明に追う。


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【5】『体位の文化史』
A.アルテール、P.シェルシェーヴ著、藤田真利子、山本規雄訳/06年/2800円/作品社
秘蔵の図版を300点掲載。古今東西の性典・資料をもとに、クロマニョン人からパリジャンまで、人類が編み出してきた、体位と性技のすべてをたどる。


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【6】『【図説】ホモセクシャルの世界史』
松原國師著/15年/3800円/作品社
文明の曙であるメソポタミアから5000年の歳月をたどり、男たちが交わしてきた愛の姿を追う、史上初のホモセクシャルの世界史。驚愕のエピソードと、禁断の図版500点収載。


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【7】『男色の日本史』
ゲイリー・P・リュープ著、藤田真利子訳/14年/3200円/作品社
かつて日本の男性のほとんどが、同性との性的快楽を当然のごとく欲していた――。稚児、若衆、女形、陰間たちが繰り広げた華麗なる日本同性愛文化を、世界に知らしめた研究書。


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【8】『性的不能の文化史』
アンガス・マクラレン著、山本規雄訳/16年/3700円/作品社
男性の価値を否定する恐怖の言葉=性的不能。中世には不能者が裁判にかけられ、19世紀の偉人は新婚初夜を恐れた。男らしくあることを追い求めた男性の、受難と苦闘の歴史書。


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【9】『性的不能者裁判―男の性の知られざる歴史ドラマ』
P.ダルモン著、辻由美訳/90年/3000円/新評論
17~18世紀のフランスでは、性的能力がないとみなされた男性は法廷に立たされ、迫害された。時代の不幸な犠牲者たちを描き出す歴史ドラマ。


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【10】『ペニスの文化史』
マルク・ボナール&ミッシェル・シューマン著、藤田真利子訳/01年/2800円/作品社
その働きや大きさで男らしさを象徴し、男性としてのアイデンティティも作り上げるペニス。その存在に民族学・歴史学・神話学・医学・心理学など多彩な側面から迫る文化史。


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【11】『江戸の糞尿学』
永井義男著/16年/2400円/作品社
江戸では糞尿の利用が“循環システム”として完成しており、それは産業であり文化だった。吉原、大奥のトイレ事情から、愛欲の場所としての便所、糞尿趣味まで言及する、江戸の糞尿大全。



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