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石原さとみ『地味にスゴイ!』“月9っぽさ”不要!? 『逃げ恥』逆転策は「現実味のない脚本」だ!

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 近頃、「ストーリーに校閲が関係なくなってきた」と賛否飛び交う『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)ですが、16日放送の第7話も平均視聴率12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と相変わらずの好調ぶり。しかし、追い上げを見せる新垣結衣主演『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)に押され、期間平均でわずかに逆転されてしまいました。

 さて、第7話には、初回に登場した大御所ミステリー作家・本郷大作(鹿賀丈史)が再登場。そうです、学●員とウワサされる石原さとみが、初回で「大作」を連呼して視聴者をザワつかせた、あの人です。

 悦子(石原)の元を訪れた大作先生は、雑誌に寄稿するエッセイの校閲を「ぜひ、君にお願いしたい」と直談判。そこへ偶然、幸人(菅田将暉)が姿を現すと、2人の担当編集者・貝塚(青木崇高)が、鉢合わせに大慌て。幸人も、なぜか大作先生に素っ気ない態度です……。

 20年間会っていない息子との思い出が綴られた同エッセイを読み、「最高だわ、本郷大作先生!」と絶賛する悦子。同時に、本郷が息子と一緒にラーメンを食べたエピソードの中に、「ラーメンの具をスミレですくって」という記述を発見。大作家が「レンゲ」を「スミレ」と間違えたことに違和感を覚えた悦子は、早速エッセイに登場するラーメン屋に向かいますが、謎は解明できません。

 しかし、その夜、悦子は偶然にも、幸人が「そこのスミレ取って」とレンゲを指差す場面に遭遇。「うちの母ちゃん、レンゲのことをスミレって言うんだよね」と間違えた理由を明かされたことで、悦子は2人が親子であることに気づきます。ちなみに、幸人は本郷が父親であることを知っていますが、本郷は幸人が息子だとは気づいていないようです。

 確か初回では、大作先生が東京・立川に実在する「立日橋」(たっぴばし)を、わざと「立田橋」(たったばし)と書いたんですよね。その時、悦子に「息子だけに送ったメッセージのつもりだったが、校閲を舐めてた」と言って笑っていた大作先生ですが、20年間も誤った表記をサブリミナル的に混ぜ込んでくる作家って……。

 ちなみに初回では、大作先生の妻も息子も一切登場しなかったため、違和感バリバリの脚本でしたが、後に幸人と繋げるためだったのですね。単純に、初回の脚本が雑なのかと思っていました(関連記事)。

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