旧ジャニーズのカウントダウンコンサート、「配信」されたら“嵐超え”の伝説イベントに

　旧ジャニーズ事務所が開催してきた大みそか恒例の『カウントダウンコンサート』。故・ジャニー喜多川氏による性加害問題のため、今年はメディア間でも開催か中止かさまざまな情報が交錯しているが、いまだに正式発表はされていないまま。「ジャニーズ」が完全に解体される今回は、長年応援してきたファンにとっては特別な年になるだけに、開催される場合は例年以上のチケット争奪戦になるだろう。

「東京ドームは12月29日から1月1日までHey！Say！JUMPがライブを開催しているが、12月31日だけは空いています。JUMPの舞台セットをうまく使ってカウコンもやることもできますし、開催そのものには何の問題もありません」（芸能関係者）

　ともあれ、被害者救済がまだ始まったばかりの段階での大規模イベント開催には、世論の批判も予想される。すでに、例年『カウコン』を放送してきたフジテレビは中継しない方針を発表しているが、もちろんファンからは配信を熱望する声が飛び交っている。

「旧ジャニーズサイドも開催したいのはやまやまでしょう。逆に、開催＆配信となれば“嵐超え”となる莫大な金額が動くのは間違いない。コロナ禍で開催された嵐の『アラフェス2020　at国立競技場』は配信のみとなりましたが、あのときは約500万人の視聴者を集め、300億円の売り上げを記録したと言われています。コンサート時間や、値段設定にもよるでしょうが、今年『カウコン』を配信すれば、アラフェスと同程度かそれ以上の視聴者を集めると推測されています。のちに『伝説』として語り継がれるイベントにもなりそうなだけに、ファンだけでなく業界関係者の間では開催への期待が高まっています」（前出・芸能関係者）

　賛否が渦巻く中、まもなく設立される新会社の社長は、最初から難しい判断を迫られることになりそうだ。

大山ユースケ（ライター）

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ