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13.9%……視聴率回復の『A LIFE~愛しき人~』木村拓哉より“マサオ”浅野忠信に要注目!?

13.9%……視聴率回復の『A LIFE~愛しき人~』木村拓哉よりマサオ浅野忠信に要注目!?の画像1TBS系『A LIFE~愛しき人~』番組サイトより

 木村拓哉主演の日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)第5話の視聴率は13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回より1.6ポイントも回復しました。先週20時~22時で高視聴率を叩き出した『イッテQ!』(日本テレビ系)の2時間スペシャルが、今週は19時~21時に移動していたのが要因かと思われますが、この日テレの編成には、何か不思議な力が働いているんでしょうか。

 さてさて、第5話まで見てきて、このドラマの楽しみ方もわかってきました。木村拓哉はだいたい同じような役しかしないですし、今作は第1話から何やら悟りきった人物として登場しているので、木村が演じる“職人外科医”沖田を追いかけていると、だいぶ飽きます。

 一方で、いかにも目に楽しいのが壇上記念病院の副院長・壮大(浅野忠信)です。壮大と書いて「マサオ」。沖田とは幼なじみで、沖田の元カノで壇上院長(柄本明)の娘でもある深冬(竹内結子)に婿入りした野心あふれる実業家にして、有能な脳外科医。脳外科医なのに右手で壁をブン殴って穴を開けちゃったり、ことあるごとに沖田に「まだ好きなのか、深冬のこと……(ぐぎぎ)」と嫉妬丸出しでからんだり、すぐ取り乱すくらい深冬のことが大好きなのに女弁護士(菜々緒)と不倫をしていたり、なかなか起伏に富んだ人物となっております。

 今回は、そんなマサオの全力疾走からスタート。髪を振り乱し、深冬が横になっている病室に駆け込んできました。

 そんなマサオに、深冬は「もう大丈夫」と言いますが、ぜんぜん大丈夫ではありません。深冬の脳には腫瘍があり、いきなり意識を失ってしまうほどに進行しています。マサオが全力疾走していたのも、深冬が倒れたという連絡を受けてのことでした。

 マサオと沖田は、深冬に脳腫瘍であるという告知をしていません。腫瘍が難しいところにあり、沖田が手術の方法を見つけられないでいるからです。脳外科はマサオの専門ですが、「家族は切れない」という理由で沖田に執刀医を任せています。

 沖田は、オペの方法が見つかるまで告知をするつもりはありません。しかし、焦るマサオは「もう俺が切るよ!」と言い出しました。

「俺だってオペのことは考えてるんだよ!」

 そう怒鳴りながら、自分で考えたオペ方法の紙束を頭上に掲げると、それをビリビリに破きながら「わかってるよ、こんなんじゃダメだってことくらい!」……うーん、こんな様子では、とても手術は任せられません。いよいよ告知する段になったら、膝小僧を握りしめて泣いちゃうし。

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