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『ゆゆ式』だけではない──BBCで放送された日本の児童ポルノ番組 55分間のあらすじと登場した作品

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■合法JKカフェでは際どい質問も

 2時間にわたり悶着が続いたことを説明して、取材は歌舞伎町へ。

 潜入取材かと思いきや、カメラを回しながら堂々と店内へ。どうも、許可を取った上での取材の様子。従業員の女性はもちろん、客も顔出しで取材に答えています。

 客の男性に「Does she give you an erection sometimes?」とか聞いちゃうStacey。

 なぜかわかりませんが、和気あいあいと進む取材。従業員の女性とハイタッチまでしています。そして「このJKカフェは合法だったね」と看板のアップが……宣伝?

 でも、まったくの合法だとしながらも「決してきれいな仕事ではない。彼女たちはセックスのオブジェクトなのだ」と、ナレーションでつぶやきます。

 そして、このJKカフェを背景に唐突にナレーションで語られるのは「日本では30代以下の半数あまりが正規雇用ではなく、親の金に頼っている」ということ。何かと思ったら「これらのJKも現金を稼ぐための、一つの方法」だというのです。なるほどStaceyの目には、これは若者の貧困の結果と見えたようです。

■リアルJK売春婦に遭遇

 さて、舞台は変わって女子高生のためのシェルター施設へ。そこから、Staceyはいよいよ売春で稼ぐ女子高生に出会うのです。

 取材に応じたのは、JKお散歩店で働くという17歳の女子高生。「建前はお散歩店だけど、どこに行くのも自由」つまり表向きは、売春については店はノータッチという暗黙のシステムを説明します。

 そんな女子高生にStaceyは、どれくらい客を取っているのかを聞きます。学校もあるので週2回の出勤だという女子高生は「そうですね、私は人気のほうなので、一日に5人、多いときに6人。1回に3万円から多くて6万円」だと語ります。

 続いてStaceyが質問したのは、どうして働いているのかというもの。これに対する答えも正直なもの。

「この仕事をしているのは、家庭に問題があったり、寂しかったり、私は自傷行為に近いですね。一時期、自殺願望が止まらなくて、病院に入院していました」

 ここで、再びStaceyの語りが挿入されます。

「2016年に公表された国連のレポートでは、日本政府の児童売春・児童ポルノへの取り組みに対して厳しい内容が記された。国連は被害者に対しての適切な保護と取り組みを要求している」

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