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週刊誌スクープ大賞

「週刊文春はスクープを忘れたか」元・名物編集長が“いただけない”週刊誌に喝!

「週刊文春はスクープを忘れたか」元・名物編集長がいただけない週刊誌に喝!の画像1「女性セブン」(3/30・4/6号、小学館)

今週の注目記事・1位
「スクープ撮!! もしかして 秘めた同棲6年。亡父にも紹介したキレキレの美女 中居正広の結婚観を変えた女」(「女性セブン」3/30・4/6号)

同・2位
「安倍晋三記念小学校“財務省の三悪人”」(「週刊文春」3/23号)

同・3位
「小池百合子 激白 石原慎太郎のウソを告発する!」(「週刊文春」3/23号)

同・4位
「『森友学園』の魑魅魍魎」(「週刊新潮」3/23号)

同・5位
「文科省に圧力電話する『安倍昭恵』は私人か!」(「週刊新潮」3/23号)

同・6位
「東大法学部は『砂漠』だ」(「AERA」3/27号)

同・7位
「2000人多すぎるバブル『東大合格実績』のカラクリ」(「週刊新潮」3/23号)

同・8位
「従順な『レトリバー』が狂暴化する『5つの引き金』」(「週刊新潮」3/23号)

同・9位
「46年ぶりの国王来日でも『サウジ特需』がなかったワケ」(「フライデー」3/31号)

同・10位
「三越伊勢丹 大西社長『堕ちたカリスマ』」(「週刊文春」3/23号)

同・11位
「ポスト朴槿恵“親北政権”で日本にミサイル着弾という悪夢」(「週刊文春」3/23号)

同・12位
「妻が突然突きつけた理不尽な離婚理由」(「週刊ポスト」3/24・31号)

同・13位
「笑点でも落語界でもドラマでも……春風亭昇太“出世の極意”」(「週刊文春」3/23号)

【巻末付録】現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ!

 さて、毎度おなじみだが、このところの週刊誌はいただけない。特にといっては失礼だが、スクープを忘れたかのような文春には少しガッカリしている。

 週刊誌の世界では、スクープは月に1度でいい。1回あればその1カ月は読者はついてきてくれる。だが、1カ月以上ないと読者は離れる。新谷編集長も長すぎるので勤続疲労が出てきたのだろうか。心配である。ということで今週も順位なし。

 ところで春風亭昇太という落語家がいる。長寿番組『笑点』(日本テレビ系)の司会に抜擢され、役者としてもNHKの大河ドラマに出たりと、大変な人気者だ。57歳だが独身。文春によると、女優の吉田羊とは飲み仲間だそうだが、それ以上ではないそうだ。落語は重みはないがテンポが軽快で、笑いをとるのはうまい。

 私は古典落語をきっちり語れる噺家が好きである。先週の金曜日(17日)、立川志らくの「らくだ」を聴きに行ってきた。

「らくだ」は立川談志の十八番(オハコ)。らくだという暴れ者がフグに当たって死ぬ。らくだの兄貴分というのが、ちょうど来た人のいい紙くず屋を脅して香典や酒、煮物などを調達させる。大家が持ってきたいい酒を飲み交わしているうちに、紙くず屋の酔いが回り、兄貴分と立場が反対になるという噺だが、じっくりやれば1時間はかかる。

 志らくのらくだは全体に薄味。テンポはいいが、酒をほとんど飲まない彼は、紙くず屋がだんだん酔っていく過程に思い入れがないのだろう、談志ほど聞いている者を引き込んでいく力はない。焼き場まで行くところまでを、40分ぐらいで終えた。まだ数回しか高座にかけてないといっていたから、これからを楽しみにしたい。

 帰って、談志のらくだをCDで聴いた。紙くず屋がらくだにいじめられた話を泣きながらするところで涙が出た。談志と志ん朝のいない落語界は、やはりつまらない。

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