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週刊誌スクープ大賞

「講談社OBとして恥ずかしい!」名物編集長が“斜陽”の週刊誌業界に喝!

「週刊現代」(1/20号、講談社)

今週の注目記事・第1位
「ニトリ会長『2018年の日本経済』を大予測!」(「週刊現代」1/20号)

同・第2位
「貴乃花激白5時間『相撲協会は潰れたほうがいい』」(「フライデー」1/19号)

同・第3位
「トランプ大統領に『コーラ飲み過ぎ認知症トラップ』」(「フライデー」1/19号)

同・第4位
「知の巨人内田樹氏 ニッポン『絶望列島』化」(「サンデー毎日」1/21号)

同・第5位
「経済学の巨匠伊東光晴が本気の直言! 『アベノミクス続けば5年以内に財政破綻』」(「サンデー毎日」1/21号)

同・第6位
「トヨタ豊田章男社長と安倍官邸の攻防『3%賃上げ』は実現するか」(「週刊ポスト」1/12・19号)

同・第7位
「『負』動産を『富』動産に変える」(「週刊現代」1/20号)

同・第8位
「『あさイチ』降板の有働アナ、決定に至るまでの様々な葛藤」(「女性セブン」1/18・25号)

同・第9位
「土壇場のハリル降ろし勃発で本田、香川が代表復帰へ!?」(「週刊ポスト」1/12・19号)

同・第10位
「キタサンブラック“種”のお値段 武豊『国民栄誉賞』の“障害”」(「週刊ポスト」1/12・19号)

同・第11位
「厳冬更改『斎藤佑樹』のクリスマス実況中継『イブイブ合コン』午前3時の“熱投”」(「週刊ポスト」1/12・19号)

今週のワースト記事ナンバー1
「元自衛艦隊司令官・香田洋二氏『米朝戦争は必ずある。韓国にいる日本人はすぐ帰国せよ』」(「週刊現代」1/20号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もご愛読のほどお願い申し上げます。

 昨年からいっているように、今年は週刊誌にとって正念場の年。スクープを飛ばしても減り続ける部数によって、減り続ける影響力。

 反比例して上がり続ける定価は、今年中にワンコイン(500円)になるに違いない。今は少し高くはなったが、文庫本1冊と同じ値段になると、よほど魅力のあるスクープや記事がないと、買ってはくれないだろう。

 文春も例外ではない。「創」(創出版)2月号によれば、新谷学編集長率いる週刊文春は、松井社長直轄になったという。

 AERAが発行当時、社長直轄になっていたことはあるが、他誌では、寡聞にしてこういうことは聞いたことがない。

 私は週刊現代育ちだが、昔は現代編集部は「治外法権」部署といわれていた。何人も、社長でさえもアンタッチャブルで、実際、中にいる我々もそう思い、肩で風を切って闊歩していた。

 私が現代編集長のときは、重役たちも編集部に対してクレームやいいたいことがあっても、私のところへは来ないで、入り口から壁伝いに、担当役員の席へ行ってこそこそ話していた。

 そういう「外面の恐さ」すべてがいいとはいわないが、週刊誌にはそういうところが必要だと思う。

 社内の声を忖度しながら、上役の顔色をうかがいながらでは、いい記事はできないのではないか。

 今では現代も、上の人間が現場に口を出し、特集の採否にも「御意向」を反映させていると聞いている。

 いらぬ心配かもしれないが、いい意味で一般週刊誌の編集部は社内政治から独立し、外(読者)に向かって耳を目を開いていなければいけないと思う。

 あらゆる意味で、文春、新潮、現代、ポスト、フライデー各誌の生き残りをかけた「戦争」が最終局面を迎える。生き残るのはどこだろう。

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