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週刊誌スクープ大賞

「講談社OBとして恥ずかしい!」名物編集長が“斜陽”の週刊誌業界に喝!

【巻末付録】

 ポストは堂々と「本誌は今年も『読む勃起薬』宣言!」をしているが、今週の現代には「女性器」「SEX」の文字が表紙にない(先週号にはヘアヌード、セックスの文字あり)。

 やや自粛ムードか?

 現代に松坂慶子の15年ぶりという撮り下ろしグラビアがある。私の7歳下だから、いい年になるが、まだその色香は褪せていない。

 私が、松坂慶子に会ったときは30代半ば。「婦人倶楽部」という雑誌のグラビア取材で会った。

 赤坂の山王神社で撮ったと記憶している。松坂は20代の後半。抜けるような肌と濡れた瞳が素敵だった。

 撮影が終わり、近くの喫茶店でお茶を飲んだ。二人席で向かい合った。こちらの話を聞いている時、彼女のうるんだ瞳が私を勘違いさせる。

 彼女はひどい近視で、そのためにじっと見ていると自然に涙目になると後から聞いた。

 あの目にじっと見られたら、死んでもいい。そう思ったが、以来、年賀状のやりとりはしていたが、会うことはない。

 親との確執、結婚生活、実生活は波乱にとんだものだった。もう一度会ったら、あなたの人生は幸せだったか、聞いてみたい。

 他は「実録官能小説 痴情の楽園」。警部と婦人警官のお話。「金子智美 これが私の『CKB(チクビ)』」。「2017年の日本一に輝いた 吉高寧々」。「新宿歌舞伎町」。

 袋とじは「京のお茶屋で『お座敷遊び』」。多少お茶屋遊びはしたが、こんなエロティックな遊びはしなかったな。

 芸者さんと寝るときの、帯を解く音が何ともいえない。

 ポスト。袋とじ1は「美女20人と夢の『姫始め』」。2は「裸に割烹着を着る女将」。

 3は「史上最高の名器6人大解剖」。これには膣の中を撮れるカメラを使って撮影した映像が載っているが、なんだかわからない。

 4は「超高額限定写真集の秘蔵ヘアヌード」。合併号だけに頑張ってはいるが、新味はない。よって今週は引き分け。
(文=元木昌彦)

最終更新:2018/08/28 17:28
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