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中国大手飲食チェーンで“よだれ油”や“ゾンビ肉”の使用が発覚! 「腹を壊した」との報告も

よだれ油を製造している現場

 中国各地で、客が食べ残した火鍋のスープから主成分である油を再利用する、いわゆる“よだれ油”が社会問題となっているが、今回、大手チェーン店での使用も発覚した。

 香港メディア「東網」(5月30日付)などによると、その大手チェーン店とは、中国と香港で600弱の店舗を展開する「小龍坎」だ。各店舗に記者を派遣し、潜入取材を試みたところ、驚くべき実態が明らかになった。吉林省長春市内の店舗では、客が食べ終わった後のスープを胴鍋に移し、それを精製して再び別の客に提供していたのだ。屋上には、客が残した大量のスープがゴミ袋に詰められ、汚らしいバケツに入れられていた。

屋上には、客が残した大量のスープが並べられていた

 違法行為は、よだれ油だけでない。別の店舗では、消費期限切れの肉を豚の血で染めることで蘇らせ、“ゾンビ肉”として提供していた。また、江西省南昌市内の店舗では、モップを洗うバケツでコップを洗い、消毒もせずに客に出していた。

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