日刊サイゾー トップ > 海外  > 男性ナシで生殖活動が可能に⁉

20年以内に男性ナシで生殖活動が可能に⁉ 豪専門家が指摘

中国で2匹の雌から誕生した子 マウスと、さらにその子マウス同士が交尾して生まれた2匹の孫マウス

 社会でも家庭でも男性の立場がどんどん弱くなってきている昨今だが、人類の種の保存にとっても、男性は不要になるかもしれない。

 オーストラリアの女性たちは、20年以内に男性なしで赤ちゃんを産めるようになると、専門家が指摘している。

 豪ブリスベンの日刊紙「クーリエ・メール」によると、同国の生殖学専門家、デイビッド・モロイ博士が、最新の生殖技術をもってすれば、女性は男性の力を借りることなく妊娠が可能になると主張しているという。

 モロイ博士が根拠としているのは、先日、中国で2匹の雌のマウスから子マウスを誕生させることに成功した例だ。中国科学院の研究チームは、雌マウス同士と雄マウス同士から、それぞれ子供が誕生したと発表した。母親2匹から生まれた子マウスは健康で、自らも無事に出産したが、雄同士はそうはいかなかった。

 モロイ博士によると、この技術は人間にも適用でき、「半分だけの遺伝子だけを持つ卵子を組み合わせて生殖させることや、目的を持って遺伝子操作をすることも可能」だという。

 壁となるのは医療倫理だ。現在オーストラリアでは、医師会の倫理委員会と法律が、こうした生殖技術を人間に適用する試みを規制している。しかし、モロイ医師は「そうした態度も、やがて変わってくるだろう。科学的な発展はこの先も続き、止めることはできない」と話している。

 同紙は、自分たちの遺伝子を持つ子供の誕生を望む同性カップルにとって朗報になるとしているが、その一方で、自らの地位の一層の低下を心配する男性も増えてきそうだ。

最終更新:2018/10/20 16:00
ページ上部へ戻る
トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【1月期の冬ドラマ、最終回へ】視聴率・裏事情・忖度なしレビュー

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

茂木幹事長「吉野家」の領収書

今週の注目記事・1「『茂木幹事長』の卑しい『...…
写真
イチオシ記事

『R-1グランプリ』全ネタレビュー【前編】

 9日に行われたピン芸人日本一決定戦『R-1グランプリ2024』(フジテレビ系)は、漫談一筋20年の街裏ぴんくが優勝。賞金500万円を手にした。 ...…
写真