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「夏フェス」ブームは終焉へ ウワサされるチケット販売不振

frf08.jpg08年のフジロックの様子

 CDの売れ行き不振が続く音楽業界で、唯一景気が良いとされるのが、コンサート関連ビジネスだ。なかでもドル箱は、夏の野外フェスティバル。草分け的存在であるフジロックフェスティバルをはじめ、洋楽、邦楽問わず、全国各地で多数開催されており、10万人を超える集客をほこるイベントも少なくないという。

 しかし、野外フェスティバル人気のピークは過ぎたのではないか、との指摘も出ている。イベント関連会社スタッフが声を潜めて話す。

「どんな野外フェスティバルも大盛況だったのは、2006年ごろまでの話です。一昨年あたりから動員数が減りはじめ、地方の野外フェスの中には、採算割れを起こして規模縮小を余儀なくされたものも出ています」

 野外フェスティバル人気の陰りは、地方イベントだけでなく、全国規模の人気フェスティバルにも波及しているという。

「どのフェスも、チケットの売れ行きが落ち込んでいます。数年前までは、大手のフェスではチケットが即日完売するのも当たり前でしたが、昨年はどこも苦戦した様子。『完売』とうたいつつも、実際はチケットが大量に売れ残ったケースもあると聞いています」(前出のスタッフ)

 チケットの販売不振が、イベント運営の成否に直結しかねないのは、洋楽アーティスト主体の野外フェスティバルだという。

「邦楽アーティスト主体のフェスの場合、”CDのプロモーション”という名目で、出演料が低く押さえられているため、そもそもの利益率が非常に高いのです。一方、洋楽アーティストが主体のフェスの場合、時には億単位の出演料を支払うこともある。そのため、チケットの売上収入を当てにした”自転車操業”に陥っているケースが多いのです。ある洋楽系の大手フェスを手がけるイベント運営会社に、某大手レコード会社が大物バンドの招聘資金を貸し付けた、という話も出ています」(レコード会社スタッフ)

 確かに、洋楽系の野外フェスティバルでは、ここ数年邦楽アーティストの出演数を増やす傾向がある。これは邦楽人気の盛り上がりに加え、主催者の厳しい台所事情と無関係ではないかもしれない。いずれにしても、右肩上がりで成長を続けてきた野外フェスティバル界は今、正念場を迎えているといえそうだ。
(文=玉井光太郎)

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最終更新:2009/04/18 08:00

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