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【退屈巡礼】vol.15

B級だからこそ触れ合える!『宇都宮動物園』でカバに餌付け

tokyokaseryo.jpgゲート横にある昭和中期テイストのロボット。とっくに閉園してしまった「びわ湖タワー」の看板に使われていた物と似ていますが、関連は確認できず。

この退屈なご時世に、退屈しのぎに退屈そうな場所に行ってみるシリーズ【退屈巡礼】。第15回は、古きよき昭和の匂いが色濃く残った『宇都宮動物園』へ。もちろん、見どころは動物だけじゃありません。園内の様子はこちらから

 映画にまでなった旭山動物園が注目を浴びてからは、多くの動物園で「行動展示」をはじめとする新しい展示方法が流行して、すっかり動物園の雰囲気も一変しましたよね。かつて動物園といえば、ずら~っと並んだ無機質な檻の中にぐったりとやる気のないトラやライオンや、同じところをグルグル回るオオカミなど、子供心にもなんとなくどんより気分になる展示が定番だったもの。もちろん、動物にとっては今どきの展示の方がいいに決まっていますが、昔ながらのレトロな動物園も懐かしい……という人も少なからずいるんじゃないでしょうか?

 そんな欲求を満たすには、地方の穴場的な動物園がオススメなワケですが、特にプッシュしたいのが栃木県にあります「宇都宮動物園」。ゲート横にある昭和40年代以前のテイストを強烈に放つ謎のロボットからしてB級感がプンプンするスポットです。

 入場すると、園内のそこら中にあるビミョーな動物オブジェに心奪われますが、生きた動物の展示も昔ながらのガッチリした黒い檻が中心で、本当に昭和にタイムスリップしたかのような感覚に陥ります。

 ……と、こんなことばかり書いているとネガティブな印象になってしまうかもしれませんが、もちろん古いながらもいろいろと来園者を楽しませようと工夫していまして、中でもスゴイのが猛獣以外のほとんどの動物に餌をあげられるというサービス。どこの動物園でも「ふれあいコーナー」というのはありますが、そういうところにいるウサギとかヒツジだけではなく、ラクダにキリンやゾウ、カバ(一部、係員がいないとエサが届かない動物もいますが)など、あまり他では間近で見たり触ったりできないような動物と触れ合えちゃいます。キリンにエサをあげたときは、その真っ黒な舌で手を舐められてしまってギョッとしましたが、そんな体験はなかなかできるもんじゃありません。カバも信じられないぐらい近くで見ることができたりして、最新の大きな動物園ではありえない驚きと満足が味わえるんです。他にも、併設されているプールはオフシーズンは釣り堀となっていて、釣った魚をその場で焼いて食べられるなんてサービスもあったりします。(ただし今年は間もなく釣り堀は終了予定とのこと)

 そしてB級スポット好きの人にはネタの宝庫ともいえる遊園地ゾーン。「いつのだよ!」と言いたくなる懐かしいヒーロー像や遊具、レトロ感ありすぎのライド類、さらには「宇都宮城」なる怪しすぎるお城(中は荒れまくった展示と、運がよければ作動するかもしれないカラクリ)など、このコラムをご愛読いただいている方なら必ずやご満足いただけるであろうアミューズメントエリアです。正直、こういう味の施設というのはちょっと気を許すと閉園してしまいがちなのですが、なんとかいつまでもこの姿でがんばってほしいと思います。

tokyokaseryo.jpg入口ゲートからしてユル~い雰囲気。好きな人にはたまりません。

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tokyokaseryo.jpg園内のあちこちにある動物オブジェからも”パラダイス”なオーラが漂ってきます。

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tokyokaseryo.jpg餌をあげられる動物が多いのがここの特徴。キリンやカバをこの距離で見られるところはそうそうありません。

tokyokaseryo.jpgやる気ない感じの動物も、今や懐かしいものです。

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tokyokaseryo.jpg遊園地ゾーンの乗り物も、大きいものから小さいものまで、全体的にレトロ感満点。懐かしのヒーローたちにも出会えます。

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tokyokaseryo.jpg園内にある怪しいお城「宇都宮城」。中のグダグダ感はB級スポット好きなら感涙モノ。入口からパッと見ただけで十分にヤバいムード(いろんな意味で)。中はあえて「見てのお楽しみ」ということにしておきます。

●ご利用の心得

・他の動物園では、あまり餌をあげられないような動物とのふれあいが何よりオススメ!
・ただし園内で販売している餌のみ。持ち込みは厳禁なのでご注意を。
・B級スポット的なアイテムの宝庫でもあるので、そちらの趣味の方は必見です。

●あまり親切でないご利用案内

■開園時間 午前9時から午後5時(1月・2月は午後4時30分まで)
■休園日 年中無休
■入園料 大人(高校生以上)1000円 小人500円
■所在地 栃木県宇都宮市上金井町552-2
■アクセス JR宇都宮駅よりバスにて「下金井町」停留所下車、徒歩5分。車の場合は東北自動車道・宇都宮I.Cより約5分。
■HP http://www.utsunomiya-zoo.com/
(取材・文/大黒秀一)

●連載「退屈巡礼」INDEX
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ANA機内誌で連載されていた動物園ガイド。

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最終更新:2009/04/22 15:00

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