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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」Vol.23

カウス脅迫 前田五郎の自粛で「金属バット襲撃」の真犯人は闇の中?

maedagoroprof.jpg前田五郎(左は相方の坂田利夫=よしもとシー
オージェーピーより)

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 吉本興業の漫才師・中田カウスへの脅迫状送付事件の捜査線上に、同じく吉本所属の漫才師であるコメディNo.1の前田五郎が浮上。吉本は、前田の事件への関与を認めていないものの、世間を騒がせたという理由で前田の休業を発表した。

 だが、吉本の幹部は筆者に「脅迫状送付事件と金属バット襲撃事件の犯人は別人だ」と断言している。「どうも警察も同一犯の方向で動いているんですが、脅迫状より悪質だった襲撃事件の犯人は別にいるはず。吉本としては、6月の株主総会を控えて、『襲撃事件の犯人を早く逮捕してください』と大阪府警に申し入れをしたんです」と言う。

 このコラムでも以前書いた通り(記事参照)、今年の1月にカウスが何者かに金属バットで襲撃されるという事件が起こったが、それ以前から、吉本の元会長を恐喝したという疑惑を受けて、府警はカウスに対して、かなりの回数にわたり事情聴取を行っていた。また、吉本の役員も再三、警察に呼ばれていることで、府警に対して感情的なしこりがあったようだ。

 そんな中で襲撃事件は起こったが、恐喝疑惑を担当している府警のT警部補が、襲撃事件では被害者であるカウスを挑発。これに対して、カウスがぶち切れて、襲撃事件発生以前に、T警部補が「お前、やくざに狙われるぞ。けど、お前がやくざにやられても警察はほっておくからな」などと事件を予告するような暴言を吐いていたことを暴露するという一件があった。つまり、府警の一部の勢力は、カウスや吉本経営陣と対立関係にあるわけだが、その背景には経営陣と創業一族との確執、いわゆる”お家騒動”も見え隠れてしていた。カウスによる恐喝疑惑についての情報は、2年前の”お家騒動”の黒幕と言われ、創業一族に近い、元暴力団幹部で実業家のM氏が、T警部補に提供していたらしいのだ。

 そのため吉本経営陣は、「(M氏と癒着している)T警部補が襲撃事件の捜査に加わるなら協力できない」と拒否。府警はT警部補を外すことで、襲撃事件にはお家騒動が絡んでいるとにらんで、同騒動に絡んで参加者が大騒ぎをした2年前と去年の株主総会のビデオを吉本に提出させた。

 府警では、総会で騒いだ人物を特定。M氏に加えて、創業一族、特に故・林裕章前会長と昵懇で、林前会長の死後、吉本の経営陣に「俺を顧問か役員にしろ」と迫って、けんもほろろに断られた会社役員H氏が浮上した。さらにH氏と一緒に騒いだのは、元兵庫県警の暴力団担当刑事のYだった。ここに来て、警察の身内が捜査の対象に浮上。吉本の幹部は「社員を府警に頻繁に行かせているんですが、急にこちらに与えられる情報が途絶えたんです。身内が絡んでるから、捜査はやりずらいのかと思いますよ」と言う。

 ところがここに来て、吉本も困惑する人物が捜査線上に浮かんだ。冒頭の通り、脅迫状事件における脅迫状の筆跡が、前田五郎の字と酷似していることが明らかになったのだ。吉本の中堅芸人は「前田さんから来る年賀はがきと脅迫状の字はまったく、同じです」と言う。「もし、前田さんが、脅迫状を出したとしたら、吉本の上層部が、カウスさんを優遇することが許せなったからではないか。僕ら、弱い芸人の声を代弁したんです」と同情的だ。

 吉本の芸人の多くは、月に1週間程度は吉本の劇場に上がる。ところがカウス(中田カウス・ボタンとして)はその倍以上は出番があり、しかもギャラは不明。さらに、他の芸人に依頼が来た営業案件にも、カウスがパッケージの中に入っていることが多く、彼だけが仕事が優遇されていることに、他の芸人仲間たちから不満が募っていたという。

「前田さんはまじめな人ですから、そのことが我慢できなかったのではないか。もし、やったとしたら、襲撃事件に便乗したんだと思います。金属バットで襲った犯人とは別人。そんなことができる人じゃないし、また、依頼するようダーティな人脈を持ってません」と親しい芸人は話してくれた。

 大阪府警が、金属バット襲撃事件と脅迫状の犯人が同一だと捜査を進めているとしたら、襲撃を命じた犯人はほくそえんでいるかもしれない。府警の威信にかけても、株主総会前に事件解決を期待したい。
(文=本多圭)

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どっちがアホやっちゅう話やで、ホンマに……。

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最終更新:2013/02/14 11:14
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