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【由利太郎のディープインサイド】vol.11

「ホントに男らしい!?」自民党・古賀誠委員長 引責辞任の裏の意図

kogamakoto_yuri.jpg古賀氏の本心は……

警察・検察当局およびマスコミの内情に精通するジャーナリストが、テレビでは絶対に報道しない、気になるニュースの裏側をレポートします。

 「都議選など地方選敗北の責任は、わたしにある」

 そんなタンカを切った自民党の古賀誠・選挙対策委員長の辞意表明は、7月14日午後から一斉にテレビで報じられ、翌15日朝刊各紙の一面もデカデカと飾った。

 麻生太郎首相や細田博之幹事長たちが逃げ回り、政府・自民党が誰も責任を取ろうとしない末期症状を迎えているなか、福岡出身の古賀氏の言動に「さすがは九州男児!」と溜飲を下げた読者もおられるかもしれない。

 ところがである。辞意報道が行われた直後から、「政治家の発言を鵜呑みにしたレベルの低い政治報道は、もうガマンならん」とメディア批判の声が政界の内外で渦巻いていることをご存じだろうか。

 ”寝業師”とまで呼ばれた古賀氏のこと。実は、引責辞任の美名に隠れて、見事な自己保身を謀っているのだ。そんな新聞・テレビが一切報じない辞任の真相とは──。

「選挙対策委員長なんてやって、ほかの議員の世話をしている場合じゃないんだ。早く自分の選挙区に戻り、ズタズタにされた後援会を建て直さないと。それは先生本人が一番わかっている。本気で、危ないんだ」

 匿名を条件に、本誌に内情を打ち明けたのは、ほかならぬ古賀氏の後援者。彼の証言によれば、古賀氏は都議選惨敗のどさくさに紛れて党の要職を降り、地元に帰って選挙運動に専念するシナリオを描いているというのだ。

 無理もない。地元の福岡7区では、なんと古賀氏の元秘書・野田国義氏が民主党から出馬する予定で、かつての主の首根っこに刃を突きつけている。

「古賀さんと同じ日大出身で、10年間にわたって秘書を務めたあと、地元の八女市長を4期もつとめた地元の有名人。古賀さんの後援会のことは隅々まで知り尽くしているから、その切り崩しはお手の物なんだ」(同)

 しかもごく最近、古賀氏を顔面蒼白にさせる”事件”が起きている。6月下旬、西松建設事件を受けて民主党代表を降り、影を潜めた小沢一郎氏が福岡に突然姿を現し、野田氏やその支援者と料理屋で杯を交わしたのだ。

「ここ福岡7区は、民主党にとって最重点地区なんです」

 小沢氏はこう語りかけ、古賀氏打倒を誓った――そんな話が地元で一気に広まり、古賀陣営を震え上がらせていた。

「こんな選挙事情も知らないで、古賀さんの勇ましい発言を伝えたところで、読者に誤解を与えるだけだろう」と語るのは古参の自民党秘書。「宮崎県の東国原知事にむちゃくちゃな出馬要請を繰り返したのも、古賀さん本人が新聞・テレビに露出したかったからじゃないかとまで勘繰られている。実際、都議選で惨敗したらさっさと擁立を断念したからね」

 この古参秘書によれば、小沢氏の”重点爆撃”を食らったのは古賀氏だけではない。例えば、久間章生元防衛相の地元・長崎2区には、薬害肝炎訴訟原告として戦うアイドルのようなルックスの持ち主、福田衣里子さんを擁立。愛媛1区では、自民党若手グループのリーダー・塩崎恭久元官房長官に対抗して、地元で圧倒的な人気の誇る元南海放送アナウンサー・永江孝子さんを公認候補に立てている。

「今後、古賀さんのように訳のわからないパフォーマンスをして周囲をけむに巻き、保身に走る自民党議員たちの動きが頻発するよ。麻生政権と心中するなんて、金輪際イヤな話だからね」(同)

 一連の古賀辞任劇が教えてくれたのは、くれぐれも新聞・テレビの政治報道を鵜呑みにするな、という反面教師の教訓だったようだ。
(文=由利太郎)

古賀誠の新政界 花と龍

ホントに保守本流!?

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最終更新:2009/07/16 14:00
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