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【緊急インタビュー】究極のロックンローラーの真実

あのジョニー大倉が激白! 仰天死亡説の真相からキャロル再結成の行方まで(前編)

jookura1.jpgジョニー大倉氏(左)と高須基仁(左)

 元キャロルのメンバーでロック歌手のジョニー大倉に、突如「死亡騒動」がわき起こったのが6月。だが、ジョニーは7月半ばには元気な姿でライブをこなしていた。一部メディアも追いかけたあの騒動はなんだったのか?  自身は、常につきまとう「キャロル再結成」をどう考えているのか? ジョニーのロック魂を、「脱がせ屋」高須基仁が丸裸にする。

ジョニー(以下、J)さて、今日は何を話せばいいのかな。僕はあまりべらべらしゃべるほうではないので……だからテレビタレントにはなれないんだけど。マスコミはbasically I hate them、好きじゃないんだ。

高須(以下、T) 私は聞き手の達人だから大丈夫。まず、今回の死亡説について。6月25日の深夜、一部の芸能関係者に「Urgent Notice(緊急告知)」と題した英文のFAXが送られてきた。「ジョニー大倉が2009年6月6日に肝臓がんで死去した。すでに故郷の中国ウイグル自治区に埋葬されている。ロックンロールの王様を悼む」と。差出人は、キャロルのデビュー曲と同じ「ルイジアンナ」。いったいなんだったとジョニーは思う? 

J 今でもよくわかってないけど、キャロルあるいはジョニー大倉のファンと称する輩の暴走行為じゃないかなとも思ってるんです。僕が3月に肝臓の悪性リンパ腫の手術を受けたのは事実。そのことを詳しく知っている連中はあんまりいないんですけど、どこで漏れたのか、僕の体を気遣ってライブを中止にしたかったのか、いたずらでもちょっとやりすぎじゃないかな。

T 去年の12月、公式サイトを閉めたとき、厭世的なコメントを残していたよね。「ボクはまったく、ちぐはぐな今の地球に少々疲れました」 とか。

J サイトはいろんな事情があって閉めたんですが、僕は作詞家で物書きなので、物事の最終章はロマンチックに終わりたいと思った。実は……スポンサーが3年間いたんだけど、その会社の業績が悪くなったために、ポンと捨てられたわけです。それで「今までかかった費用を返せ」とまで嫌みを言われて……サイトに書いた言葉には、そういったことへの多少の腹いせも含まれています。以前は「ジョニーは天才だ、神様だ」って言ってたのに。その人は僕の後輩なんです、在日の。そういう意味も含めて、互いに盛り上げたいと思ったけど、最終的にはいい別れ方ではなかった。

T 去年、ロスでレコーディングしたというアルバムの発売はどうなるの?

J わからない。その会社が借金のカタにそのアルバムを債権者に渡しちゃったんです。『抱いて抱いて抱いて』というタイトルで、キャロルらしい無国籍なメロディに、英語と日本語がまざった無国籍な歌詞。”キャロリズム”が熟したいい作品なんだけど……くやしいですよ。それで、僕は破滅的な精神状態になったんです。

「理由なきジャンプ」で人生が大きく変わった

T 死亡説が誤報だとわかって、ジョニーと「会おう」ということになったんだけど、会ったときは愕然とした。別人なんだもん。すっかり痩せて目だけギョロっとして、感染症予防に手袋してるし。本当に死んじゃうんじゃないかと思ったよ。それから何回か会ったけど、会うごとに健康的になってる。

J 高須さんは今の僕の苦しい胸の内を緩めてくれる人なのかなあと思うと、血液がいいほうに流れたんだと思う。

T ジョニーを死なせるわけにはいかないでしょ。お子さんも3人いるし。長男、長女、次男。お孫さんは?

J 長女の孫が2人いる。

T それじゃ死ぬに死ねないよね。ジョニーは一時すごくダイエットをしていたけど、私はキャロルの頃に戻りたかったんじゃないかと思ってる。70年代、キャロルはみんな美しかった。あの雰囲気に戻したいんじゃない?

J そもそも真樹先生【※真樹日佐夫=ジョニーが通う空手道場の宗師。漫画原作者としても活躍】と初めてお会いしたのはキャロル時代なんです。キャロルの仕事で空手の一日体験をしたときに、神々しい肉体を持った若き日の真樹先生に会った。その後、キャロルが75年に解散して、81年に映画『遠雷』で「日本アカデミー賞優秀助演男優賞」をもらって、87年まで、僕は誰もが認める俳優として飯がくえてた。

T すごかったね。NHKの時代劇『武蔵坊弁慶』(86年)にも出てね。

J 88年の大河ドラマ『武田信玄』出演も決まってたんです。すでにその2話分を撮り終えてた87年10月25日、富山のホテルの7階からジャンプして重傷を負い、すべてが終わりました。

T のちに「理由なきジャンプ」という名言が生まれ、それがきっかけで窪塚洋介が転落事故を起こした際に私がジョニーを、この事故のレポーター役として『サンデージャポン』(TBS)に引っぱり出した。ジャンプした当時は、相当ストレスあったんじゃない?

J ありました。

T そのストレスは、歌をやってないから?

J 歌っても声が出なくて、阿久悠さんと組ませてもらったりあの手この手で売り出したんだけど、あまりよくなくて。イヤイヤ歌ってました。阿久さんの心の中に入り込めなかったのが、残念でした。

T 俳優として認められていく一方で、矢沢(永吉)は歌手としてヒットを飛ばしてるし、自分はどの方向に行けばいいのかって迷っていたんだろうね。

J うちの母が死んだのが79年。その前年、矢沢さんが「時間よ止まれ」で初めて大ヒットした。母が死ぬ直前にか細い声で「あんた、永ちゃんが暗い歌つくったのよ。私には理解できない。キャロルみたいな楽しい歌はつくれないのかな」と言いました。それが最後の言葉で、その「楽しい歌」を僕は求めたかった。最愛の母が死んだとき、僕は「母のあそこにキスさせてください」と医者に言って、異常な行動かもしれないけど、僕が生まれてきたところにキスしました。

T 最高の供養だと思う。で、あの「理由なきジャンプ」から復帰後は、Vシネマで活躍し始めた。

J でも、しばらくして2〜3年家に閉じこもった。40代のころでした。毎日退廃的なことばかり考えて、昼間から睡眠薬飲んで、お酒飲んで、ピザ頼んで、γ-GTが1000くらいになった。半自殺行為ですよ。若き日のキャロルはひとつの時代をクリエイトしたというのに、日本という社会はそういった人間たちをなぜリスペクトしないのかって、たまらなかった。

T 40代でそういうふうに閉じこもったときは、どういうふうに脱したの?

J 腐った心を直すために、いちばんキツいとされる真樹先生の道場に再入門したんです。それが46歳のとき。100キロ以上ある先輩弟子たちにボコボコにされたけど、どっちみち死ぬんだったら、道場で死んだほうがいいという気持ちもあったから、がんばれた。キャロルとか在日とか、僕の人生のいろんなものが汗で流れた。それで50歳で黒帯になりました。
後編につづく「サイゾー」7月号より)

じょにー・おおくら
1952年生まれ。71年にキャロルを結成しデビュー。ギター、ヴォーカル、作詞を主に担当し、「ファンキー・モンキー・ベイビー」などヒット曲を飛ばす。75年、キャロル解散。その後俳優に転身し活躍する一方、ソロアーティストとして、真のロックンロールを追求している。ちなみに、公式プロフィールでは、長い間、「1951年生まれ」となっていたが、帰化するに当たって韓国から戸籍を取り寄せたときに、52年生まれであったことが判明したという。「戦後10年ぐらいは、在日にはそんなことがよくあったんだよ」(ジョニー)。

ファンキー・モンキー・ベイビー

最高にクールだぜぃっ!

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最終更新:2009/09/07 13:40

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