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【第6回】小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談

大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」(前編)

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モテない、金ない、華もない……負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストを呼び出し、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第6回のゲストは、AKB48の最年長メンバー・大堀恵さんです!

[今回のお悩み]
「墜落とか最下層とか、もう……」

──著書『最下層アイドル』(WAVE出版)の出版おめでとうございます! っていうか、ちょっと前に出た私の本も『アイドル墜落日記』(洋泉社)だから、ちょっとイメージがカブってるんですけど(キレ気味に)!? だいたい天下の秋元康プロデュースなのに最下層だなんてねえ……。

大堀 (さえぎって)ありがとうございますー! 小明さんの本、本屋さんですごい見ますー!

──……ホントですか!? あ、底辺アイドル的なくくりで並べられているんですかね?

大堀 それが、私の本はあんまり置いてなくて……。

──それはすでに売れちゃってるんですよ! どうせガンガン売れ残っちゃってるんですよ、私の本だけ! 知名度ないから! ホントの最下層だから! あ、結局は自慢ですか!?

大堀 いやいや、ちがうんですよ! あの、小明さんの本を読ませていただいて……ほら(大堀マネージャー、小明本を持って無邪気に微笑む)。

――えっ! (態度急変)大堀さん……なんて良い人! なんかすみませんでした……。

大堀 小明さんは、ほんとにいろんな大変なことをされてて、すごいなぁって(にこやかに)。

――いやぁ、あの、失礼なことを言ってすみませんでした! だって大堀さんって天下のAKB48じゃないですか。それなのに『最下層アイドル』だなんて……「何が最下層か! 私のほうが沈澱している!」と憤って読んでみたのに、共感するポイントが多くって……。

大堀 わぁー、ありがとうございます!

──AKB48の選抜メンバーに入れずに、AKB48のカフェでバイトして、劇場では先に出世した同期の代役をする劣等感とか、めちゃめちゃ感情移入してしまいました……。

大堀 本当に、2年間くらいはどん底でしたよ。やっぱりAKB48は最初にチームAさんが一生懸命レールを敷いてくれて、チームKの私たちはずっとその先輩の背中を見てきたので、チームAさんがメディアに出るのは当たり前なんです。でも、気づいたらチームKのチームメイトもメディアに出ちゃってて……そうするとやっぱ、焦ってきちゃったり。

──ですよね! 先輩の出世は普通なんですけど、同期の出世って無性に焦ります!

大堀 ね! 選抜メンバーを選ぶときも、「次は自分かな?」とか、ちょっと期待も持ってるじゃないですか。

──でも選ばれないもどかしさ! 現状のAKB48の研修生にもそういう子はたくさんいますよね、きっと。

大堀 そうですね。だから、今の研究生の子を見ていると、やっぱり昔の自分を見てる気がする。ただ、私から「頑張ってね」って言われるのは、その子にとってもっとつらいんですよ。たとえば私が、同期の麻里ちゃん(大堀が劇場で代役をしていた篠田麻里子)に「頑張ってね」って言われるのは、すごくつらいことだし……だから「一緒に頑張ろうね」って言葉が一番いいのかな。本当に感謝しているし、私も周りの人に支えてもらっていたので、ちゃんとパートナーにもそれを伝えたいです。

――後輩や研修生の子たちとは、けっこうそういう話もするんですか?

大堀 たまに本当に深く話すんですけど、私と話してるとみんな泣くんですよ。わーって泣いて話したりとかするから、「ああ、そんなつらかったのか」とか、「いろいろ悩んでるんだろうなー」って……。

──ちゃんと信頼関係が築けてるんですねー。私、泣きながら相談なんてされたことなんて生まれてから一度もないですよ……。

大堀 ……えっと、でも研究生たちが頑張るのって当たり前なんです。そこで、「大丈夫? 無理しないでね」っていうのが普通の人だと思うんですけど、そこで休んだらまた一緒の繰り返しになってしまう。だって、無理をしないと上がれないのがAKB48なんですよ?

──おお!

大堀 だから、熱が出てる子に対しても、ちゃんと手を握って、「今、ちょっと頑張って無理すれば、絶対あとから結果がついてくるから、無理してもやりな!」って言うんです。それは私がそうしてきたから言えることだし。でも、それを言うと、「初めてそんなこと言われました」「ドSですね」って……。

──あはははは! 珍しいタイプの先輩なのかも! 私だったら他人事だと思って笑顔で「無理しないでー」って言ってしまうだろうなぁ……。

大堀 他よりちょっとでも前に出たいんだったら、人より無理しなきゃ絶対ダメよ! どこかでは頑張らなきゃいけないんだから!

――大堀さんが言うと深みがありますねー。
後編につづく/取材・構成=小明/「サイゾー」11月号より)

大堀恵(おおほり・めぐみ)
1983年、東京都生まれ。AKB劇場のカフェスタッフからオーディションに合格し、AKB48入り。その後、「大堀めしべ」としてのソロデビューやSDN48などに活動の場を広げ、今年8月『最下層アイドル』(WAVE出版)を上梓。

小明(あかり)
1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターに落ち着いている。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)が好評な昨今、懸案の円形脱毛症から産毛が生えてきた。
ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/

最下層アイドル~あきらめなければ明日はある!~

最下層×最下層=∞

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【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」
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最終更新:2018/12/19 15:06

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