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【第29回】小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談

辛酸なめ子さんの至言「なんか、つい交尾の話とかしちゃうんです」(後編)

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◆前編はこちらから

――やらなくていいですよ! 私も厳しめの女子高に通っていたんですけど、あの満たされ方は半端なかったです。男子がいないだけでこんなに快適に生活できるんだ、と感動しましたよ。でもその女子校のぬるま湯に浸かりすぎたのか、いまだに男性と接する際の正解がわかりません。メンズと話す際にうまいこと女を出せないというか……出せてたらもっとグラドルの時に成功できてた気がします。

 私も出せないですね、愛想がなくて、よく、怒ってるとか勝手に誤解されていました。あとは打ち解けようと思って最初に下ネタを話しすぎたり……なんか、つい交尾の話とかしちゃうんですけど、やっぱりまずい空気になるというか、明らかに男性が引いちゃったりしますよね。この年になって、やっと「下ネタはあんまり言っちゃいけないんだ」っていうことに気づけました。

――交尾?(どんな下ネタなんだろう)下ネタもうまく使えばドキッとさせられるんでしょうけど、力加減がわからないですよね。男女共学の方が戦い方を身につけられる。

 グラビアアイドルはそういうのが上手いんじゃないですか?

――私は上手くやろうとして失敗続きで完全に心が折れました。不思議ちゃんになってみたり、変に媚びて空回りしたり……。あらゆる業界人に好かれた覚えがないです。

 やっぱりどんな嫌な業界人でも嫌悪感を出しちゃいけないってことですよね。

――なめ子先生はあんまり感情が表に出る方じゃないですよね。

 そうですねー。でも、前にそういう業界人の方とのお仕事の後、打ち上げで何故かセクハラ的な話になってしまって、ちょっと耐えられなくて途中で帰った事ありますね。それ以来、そういう打ち上げは断るようにしてますね。

――いいなぁ。私も滅多に誘われないですけど、フリーだとそういう付き合いも仕事のうちみたいなところがあるから、断ったら仕事をもらえないんじゃないかと思って参加して、結局うまく立ち回れなくて落ち込んだりしてます。どうすれば人に好かれるのかな……あっ!! そういえば、この間ひとりで台湾に行って気づいたんですけど、現地で言葉がわからなくて「うれしい」「たのしい」「わ~すご~い!」い、みたいな、ダメなキャバクラ嬢みたいな単語しかしゃべれなかったんですけど、日本より俄然好感を持たれたんです。そういうことですかね。

 ミスキャンパスみたいな人たちのブログを見ていると、それくらいのことしか書いてないですよね。「アイスがおいしかった」とか「友達とメールして~」とか、そういうことが重要なんですね。面白いこと言おうとすると、かえって男性は引くみたい……。私も以前アメリカの学者の説で「男性はギャグを攻撃の一種だと受け取るから、女性がギャグを連発すると引いていく」って読んだことがあります。男性は自分が笑わせたいっていうのが大きいと思うんですよ、だから相手より面白い話はしちゃいけないみたいですね。

――それで、つまらない話をしたら、「女の話はオチがない」とか言われるんでしょ! なんか腹立たしい!

 なので、やっぱり小明さんが台湾で習得されたことは正しいんじゃないですかね。日本語でもそれくらいの会話をした方が良いのかもしれませんね。

――男性に気に入られたい願望も、お仕事願望も満たしたいので、本気で「サバイバル女道」頑張りたいです! なめ子先生は、今お仕事を始めて何年目ですか?

 えーと、そうですね、19年とか……。

――すごい!! どうしてそんなに続けられるんでしょうか?

 なんですかね? 就職したくなかったから就職以外のことをやって、気づいたら続いてた感じです。地球はもうすぐ滅亡するかもしれないし、それまではがんばろうかなって……。

――え、地球が?

 はい、地球が。

――……スケールが大きい! でも、やっぱり嬉しいこととか、良いことがなければ続けられないと思うんですよ。18年間あったら、かなりそういうのがあるんじゃないですか?

 続けててよかったこと? えー……(無言)。

――……あまり、ない?

 親にもまだそんなに認められてないというか、やっぱり「ちゃんと立派な大学を出て、良い会社に働く仕事をしろ」みたいな空気なので、なんと言うかなぁ。

――テレビに出る機会もかなりあるじゃないですか、そういうのはどうですか?

 テレビは、スタジオに、なんですかね、明らかに霊がいる感じのスタジオですごく体調が悪くなるとか……。

――テレビ局ってそういうのが多いって聞くけど、本当なんですね!

 都内の墓地の近くにあるスタジオとか、かなり怖い感じでしたね。異様な眠気に襲われるとか。普通だったら2~3時間ならずっと座っていられるはずなのに、それも辛くなってくるっていう感じですね。あと目を閉じるとまぶたの裏に、ドクロがたくさん現れたり。上から巨大クモが糸を伝って降りてきたときはかなり不気味でした。出かけるまえにセージのスプレーとか……あ、セージっていうのはインディアンが使ってた邪気を避ける葉っぱがあるんですけど、それの抽出したスプレーを買ったんで、それをシューッとしたんですけど、無駄でしたね。あとえーと、良かったことですよね、良かったこと……(無言)。

――そんなに浮かばないなら、無理しなくて良いですよ……。ありがとうございました!
(取材・文=小明)

●しんさん・なめこ
1974年、東京都生まれ。マンガ家・エッセイスト・セレブ、スピリチュアル、女磨きなどをテーマに、数々の作品を発表。「週刊文春」(文藝春秋)など多数の連載を抱えている。月刊「サイゾー」連載をまとめた書籍『サバイバル女道』が絶賛発売中。

●あかり
1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。
ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/
サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中

サバイバル女道

じつは「サイゾー新書」の第1弾です。

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最終更新:2018/12/19 14:59

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