日刊サイゾー トップ > エンタメ  > UFCで屈辱の1RKO負け……”神の子”山本KID徳郁はどうしてしまったのか

UFCで屈辱の1RKO負け……”神の子”山本KID徳郁はどうしてしまったのか

kidyamamoto22.jpg山本KID徳郁公式ブログより

 世界最大の総合格闘技団体であるアメリカの「UFC」が先月26日、さいたまスーパーアリーナで2000年12月以来の日本大会を開催した。米国の放送時間に合わせて異例の午前9時30分開始となったこの大会では、UFCデビュー戦の田村一聖が中国のジャン・タイクァンを2回32秒、右フック1発で失神KO。会場のボルテージも最高潮に達したが、その後、大歓声で迎えられたKIDは英国のヴァウアン・リーに1回4分29秒、腕ひしぎ十字固めで生涯初の一本負けを喫した。

 これでKIDはUFC3連敗。試合後、KIDは「残念です。日本で久しぶりにできたんで、みんなにパワーを与えるような試合をしたかったんですけど、ほんとにミス、1個のミスがこうなるって分かったんだけど……。いつか試合で自分が勝つ姿を見せたい。本当にファンに申し訳ないです」とうなだれた。

 かつては自身を「神の子」と称し、ビッグマウスに負けぬ”秒殺劇”を連発してきたKID。2004年大みそかに行われた「K-1 PREMIUM Dynamite!!」では、K-1ルールでありながら、あの魔裟斗からダウンを奪うなど、一躍スターダムにのし上がった。それがここ数年は精彩を欠いていると言わざるを得ない。

 その理由について、格闘技雑誌の元ライターは声をひそめて次のように語る。

「全盛期のKIDは完全にイッちゃってた。試合前の控え室なんかでは、狂気に満ちあふれた目をしていて、こちらも視線を合わせられないほど。ボクサーのパンチをノーガードでかわす動体視力など、とても人間ワザとは思えなかった。当時、あまりにも人間離れしていたので、KIDに近い人物に『何かやってるんですか?』と聞いたら、彼は笑いながら『まあまあ。単なる興奮状態ですよ。ただ、痛みは感じないみたいだけどね』とだけ答えてくれました」

 その”狂気”がここ数年はめっきり影を潜めていると、同ライターは話す。

「見た目の威圧感が全然違う。なんか牙が抜けた感じ。年齢的なモノなのか、精神的なモノなのか、それとも別の”何か”によるものなのか……。『こんなモンじゃない』という彼の葛藤が見て取れます」

 今回の敗戦でKIDには引退説も浮上している。再び”神の子”になれる日はやって来るのか――。

「神の子」山本”KID”徳郁 ~世界王者への軌跡~

ビッグマウスは命取り。

amazon_associate_logo.jpg

最終更新:2014/06/27 12:53
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

水原解雇に間に合わなかった週刊誌スクープ

今週の注目記事・1「水原一平“賭博解雇”『疑...…
写真
イチオシ記事

さや香、今年の『M-1』への出場を示唆

 21日、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「賞レース2本目やっちまった芸人」の完結編が放送された。この企画は、『M-1グランプリ』(同)、『キ...…
写真