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日米連合軍 VS エイリアンの戦い!『バトルシップ』

battleship.jpg(C)2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

 新年度のフレッシュな気分がまだ抜けきらない4月中旬だが、映画興行ではこの時期、ゴールデンウィークを見据えたビッグバジェットの娯楽大作の公開がいよいよ本格化する。今回はその中から、壮大なストーリーと最新の視覚効果を駆使したぜいたくなアクションシーンが見どころのSFスペクタクル巨編2作品を紹介したい。

 4月13日に封切られる『バトルシップ』(TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー)は、浅野忠信が海上自衛官役で2作目のハリウッド映画出演を果たしたことでも話題のアクション大作。ハワイ沖で米国、日本をはじめとする各国の艦隊が結集し、大規模な軍事演習を行っていた洋上に、突如として謎の巨大構造物が出現。偵察に出た米海軍の新人将校アレックス(テイラー・キッチュ)らの前に異形の全貌を現したのは、侵略のためにやって来たエイリアンの母船だった。地球側がわずか数隻しかいない海域にシールドを張って攻撃を開始した敵に対し、アレックスや海上自衛隊の指揮官ナガタらは、孤立した状況で圧倒的に不利な戦いに臨む。

 私たち日本人にとって何より感慨深いのは、ハリウッド製の大作で我らが浅野忠信が準主役といってもいい、ナガタ役で活躍している点。演習の当初は主人公と反目し合うが、やがて互いの能力を認め、協力して強大な敵に立ち向かうという、オーソドックスであるがゆえに共感しやすいヒーローの一人を熱く、また時にクールに演じている。エイリアンの戦艦がガシャガシャと変形する様子に既視感を覚えるのもある意味当然で、本作の製作を手がけたのはあの『トランスフォーマー』シリーズのハスブロ。日米連合軍 VS エイリアンの戦いはハイテクを駆使した未来的な戦闘になるかと思いきや、「孫子の兵法」が出てきたり、超年代物の“最終兵器”が復活したりと、年季の入った軍事マニアも思わずニヤリとしてしまうはず。『インデペンデンス・デイ』(1996)や『世界侵略・ロサンゼルス決戦』(2011)など、米軍がエイリアン軍と戦う過去の代表作と似通ったストーリー展開ではあるが、多少大ざっぱな作りでも単純でド派手なバトルアクションが好きならきっと楽しめるだろう。

 同じく4月13日に封切られる『ジョン・カーター』は、100年前に発表されたSFヒロイックファンタジーの古典で、『スター・ウォーズ』シリーズや『アバター』(09)にも多大な影響を与えた小説『火星のプリンセス』の映画化作品。19世紀後半、アメリカ南北戦争で活躍しながらも愛する妻と娘を失ったジョン・カーターは、不思議な現象によって地球から神秘の惑星バルスームに瞬間移動してしまう。そこで出会った王国の王女や戦士らと心を通わせたカーターは、この星が全宇宙を支配せんとする勢力によって滅亡の危機に瀕していることを認識。愛する者を二度と失いたくないという思いから、バルスームを救うために戦うことを決意する。

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