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山口敏太郎の摩訶不思議ぶった切り VOL.7

浜名湖の怪物事件で露呈した、メディアの“オカルト軽視”体質

umabintaro.jpg『世界の未確認生物ファイル』
(PHP研究所)

UMA、心霊現象、都市伝説、オカルト……科学や情報技術が発達した現代でも、今なお話題に上がり続ける真贋不明な有象無象を、”摩訶不思議”のオーソリティー・山口敏太郎が縦横無尽にぶった斬る

 UMAとは、UFO=未確認飛行物体に対して作られた「未確認生物」を意味する言葉であった。昭和の頃までは、「ヒバゴン」「つちのこ」「イッシー」などが注目の的であり、「ニューネッシー」が引き揚げられたときは、小学生だった筆者は小躍りしたものである。

 だが、それも今は昔、平成以降の日本では外来生物や帰化生物、突然変異の動物が誤認されるぐらいで、UMAらしいUMAはほとんどご無沙汰であった。だが、久々に期待できるニューカマーが登場した。

 それは、浜名湖の怪物・ハマちゃんである。呼び方はハッシー、ハマス、ハマポゴ、ハマッシー、ハマナッシーといろいろあるが、4~5メートルという体長からして、十分にUMAらしい立派な体躯である。

 ハマちゃんは、3月18日の午後3時半ごろ、浜名湖に出現。漁業関係者に目撃され、駆けつけた警察官も湖上300メートル沖合で時々浮上する、茶色い巨大生物を目視している。その日は夕方5時半頃まで怪物は回遊を続け、同20日にも出現した。

 この謎の生物の外見だが、目撃者の情報を総合すると、犬のような毛がびっしり生え、黒のまだら模様があり、ヒレはないという。しかも、最初の目撃者は2時間近く観察したが、潮吹きがなかったらしい。

 正体は一体なんなのかということになるが、アザラシ、イルカ、スナメリ、ゴンドウクジラなど諸説あるものの、どれもが決め手に欠ける。潮吹きがないということはクジラではなく、犬のような毛が生えヒレがないということならば、イルカ、スナメリ、アザラシも消える。では、一体何者なのだろうか? 筆者はリュウグウノツカイ説(或いはそれに近い種の深海魚)を唱えている。(毛のような)ヒゲがあり、ヒレがなく、斑点がある。また、4~5メートルという体長から想像すると、リュウグウノツカイが近いと思えるのだ。この生物は本来は深海が生息エリアなのだが、台湾に漂着しており、我が国でも稀にあがることがある。

 この怪物に関して、筆者は複数の媒体の取材を受けた。だが、ある媒体だけ大変不愉快な対応があった。謝罪があったので武士の情けで名前は書かないが、誘導尋問やオカルトをバカにする発言があったのだ。

 筆者は冷静に、以下のようにコメントした。


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