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「週刊新潮」「週刊文春」両御大を早読み!(11月22日号)

またまた「政治家の黒い交際」! 今回の標的は石破茂

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またまた「政治家の黒い交際」! 今回の標的は石破茂 – Business Journal(11月14日)

文春に“黒い交際”疑惑を報じられた
石破茂議員のブログより

 11月15日に発売された「週刊新潮」(新潮社)、「週刊文春」(文藝春秋)から、忙しいビジネスパーソンも要チェックの記事を早読み。今回は、またまた出ました「政治家の黒い交際」スキャンダルと、大物芸能人の重篤情報をチェックする。

 田中真紀子文科相が「大学不認可問題」で平身低頭で謝罪したかと思えば “暴走老人”石原慎太郎前東京都知事が「太陽の党」を結成、直後に野田佳彦首相による「解散」宣言が飛び出すなど、混迷極める永田町。案の定、今週の文春、新潮は共に政治関係の見出しが数多く踊っている。

 新潮では、「番記者に威張っても輿石幹事長は三度ハシゴを外された」「無罪でも政党交付金はゼロになる小沢一郎」などなど。文春では「野田TPP解散を吹っ飛ばす 真紀子 朝鮮学校無償化というテポドン」などの見出しが。しかし、それもインパクトはイマイチ。そんな中、唯一スクープ性があるスキャンダラスな記事といえるのが、文春による、自民党・石破茂幹事長の「黒すぎるタニマチ」との2ショット写真掲載だ。

 記事によると「黒すぎるタニマチ」ことA氏は、大阪市内で建築や印刷業などのグループ企業を抱える経営者で、芸能人やスポーツ選手、政治家などに幅広い人脈を持つという。A氏が「黒すぎる」というのは、過去に「暴力団員や大阪府下のレジャー施設経営者と共謀し、レジャー施設に放火。保険金三億八千五百万円を詐取したとして逮捕された」(文春)ことがあるからだ。過去のことは過去のことで更生していると思いたいが、A氏の取引先関係者は「最近になってもAが方々で迷惑をかけていることが許せないんです」(同)という。昨年、A氏の不動産を担保に取引関係にある建築会社が金を貸し付けたところ、期日になっても返済されていなのだという。そのほかにも、支払い不履行は枚挙に暇がないそうだ。さらに、A氏が口座を開設している複数の金融機関の多くが「A氏のことを現在でも反社会的勢力と付き合いのある人物だと認識しており、それは捜査当局も把握しています」という金融機関関係者の声を紹介している。

 問題のA氏と石破幹事長は、「約二年前、ある議員のパーティーを通じて面識を持ち、それ以来、直接携帯でやり取りをするような関係」で、銀座やミナミ、北新地などの高級クラブで一緒に飲む仲だという。

 文春の取材に対して石破幹事長は、A氏との交際歴を認めつつ、「彼の過去や金融機関などから反社会的勢力という認識を持たれていたことは知りませんでしたが、いずれにせよ、我々政治家は結果責任ですから、かりそめにも批判を受けるような交際は厳に慎まなければならないと思います」という殊勝なコメントを残している。

 石破幹事長といえば、文春の9月20日号で「銀座の女と資産2700億のタニマチ」との記事が掲載されている。記事によれば、石破幹事長は銀座の高級クラブの政治マニアのホステスを気に入り、週に2~3回はそのクラブに通っており、来店の際は、「一人で来るか、実業家の宮本雅史さんと二人で来るかのどちらか」(文春)だという。宮本雅史氏とは、ご存知ゲームソフト会社「スクエア」を創業し、「ファイナルファンタジーシリーズ」をヒットさせた実業家だ。2000年時点での宮本氏の資産の時価総額は約2700億円もあり、「宮本さんは、いわば石破さんのタニマチ的存在だと聞いています」という自民党関係者の声を紹介している。また、今年10月には在日韓国人が経営する会社から計75万円の献金を受けており、政治資金規正法に違反するのではないかとの報道もあった。

■今後は自民党議員が狙われる

 自民党が与党に返り咲くのは時間の問題といわれる中、“人気政治家”である石破幹事長は週刊誌の格好のネタだ。しかし、総選挙期中に入ると、さすがの週刊誌も公正中立の立場から、特定の政治家のスキャンダル記事は掲載しづらい。そのため、選挙が近づくこの時期は、これまで水面下で取材が進められてきたスキャンダルの「駆け込み掲載」が増えていくともいわれている。となると、来週以降も、大物政治家を狙った記事は増えていくのではないか。もちろん、ターゲットは死に体となった民主党の議員たちではなく、来年早々には閣僚になっている可能性も高い、党三役などの自民党の幹部だ。ちなみに、彼らは過去にこんなネタで騒がれている。

 細田博之・総務会長は04年、自身の運転手の給与を日本道路興運に肩代わりさせていたと報じられた。同年には甘利明・政務調査会長が、国民年金保険料を15年11カ月にわたり未納であったことが発覚。07年には甘利氏の資金管理団体「甘山会」が計上した事務所費と、実際の事務所の家賃との間に大幅な差があると報じられ、09年には「甘山会」スタッフの労働保険未加入問題が発覚した。

 そして、自民党の長である安倍晋三・自民党総裁は、07年に「週刊現代」(講談社)で相続税の脱税疑惑が報じられた。また、NHKが01年に放送した慰安婦問題を扱った番組をめぐり、05年になって、安倍氏がNHK上層部に圧力をかけていたという疑惑が朝日新聞によって報じられた。他にも、マルチ商法の宝石販売会社の広告塔を務めていたとか、統一教会と関係があるなど、安倍氏に関する噂には枚挙にいとまがない。

 自民党の皆様には、こうした過去の疑惑はきれいサッパリ清算していただき、今後も週刊誌に突っ込まれることのないよう、しっかり脇を締めてもらいたいものだ。

■発表よりも重症 !? 勘三郎さんの病状

 政治ネタ満載の両誌が揃って誌面を割いているのが、歌舞伎役者・中村勘三郎さんの病状だ。勘三郎さんの病状といえば、昨日(11月14日)が、がんの転移ではなく、肺疾患の治療中であることを発表したが、本日、両誌に記事が出ることを見越しての対応だったようだ。

 このように、著名人が、週刊誌報道に先立ち、自らその内容を調整して発表し、騒動の拡大を防ごうという“戦略”を取るケースは少なくない。週刊誌側としては、特ダネの価値が下がってしまうので、なんとも悔しい思いをしているだろう。

 さて記事の中身だが、両誌とも、現在、勘三郎さんが食道がんの手術を受けた病院とは違う病院のICU(集中治療室)に入院していることを報じている。新潮では「食道がんの術後、ARDSを発症」したと詳しく書いている。ARDSとは急性呼吸促迫症候群の略称で、このため、「もはや酸素マスクや人工呼吸器など、肺に酸素を送り込む器具では酸欠状態が改善できず、予断を許さない容態に陥った」。さらに「人工呼吸器による治療で低酸素状態が治らず、死亡率が8割以上と想定されたときに使用を決断するとされている」(新潮)人工肺のエクモを使用しているというのだ。事務所側での発表では、来春の舞台復帰を目指すとしているが、両誌の記事を読む限り、勘三郎さんの容態はそれ以上に悪い印象を受ける。

 14日には、女優・森光子さんの死去が発表された。時と同じくした勘三郎さんの重篤報道に驚いている芸能関係者やファンは多いだろう。勘三郎さんといえば、数々の女優と浮名を流したり、バラエティ番組にも出演したりと、歌舞伎観劇とは縁遠い人々にも馴染みの深い役者だ。まだ57歳、一日も早い回復を祈るばかりである。
(文=本多カツヒロ)

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最終更新:2012/11/16 07:42
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