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股間でものを考える「LEON」「GQ」の神髄!セックスパーティに参加経験ある男は60%!?

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。

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股間でものを考える「LEON」「GQ」の神髄!セックスパーティに参加経験ある男は60%!? – Business Journal(4月24日)

『LEON』(主婦と生活社/5月号)

 男性誌5月号の中から注目記事をピックアップ!

●“ちょい不良オヤジ”は、この春も下心ムキ出しでニキータを口説く

『LEON 5月号』(主婦と生活社)
「春こそモテるデートの季節です! 遊べるオヤジは連れ出し上手」

 『LEON』といえば、“ちょい不良(ワル)オヤジ”でお馴染みの男性誌。その他の男性誌が“ビジネスパーソンとしてのカッコよさ”を多少なりとも盛り込んでくるのに対して、同誌は一貫してモテるオヤジ道をゴリ押ししてくる誌面づくり。とにかくキャラが立っているのです。

 この特集は、いわゆる春のお出かけ(デート)ガイド的な内容。とはいえ、そこは『LEON』ですから、ドコを斬っても洒落臭くてバブリーなモテアピールでベッタリなのです。たとえば「『桜の時だけ』食べられる 旬な誘い文句で お花見前後にホテルの桜メニュー」とか「見ためも味も春たっぷりなカクテル~&スウィーツ お誘いネタに使える桜な一品」などなど、いかに婦女子(同誌では「ニキータ」と呼称します)を連れ出すか、喜ばせるか、モテるか、といった視点で前のめり気味に攻めてきます。

 前のめり、ということでは「究極のサプライズは“愛ランドデート!” 連れ出し上手は島(都内)へ行く」てなページも。サプライズはいいけど、ちょっとした都内デートのつもりでやってきた婦女子をいきなり伊豆大島に連れて行って、果たして喜ばれるのでしょうか? 
 
 また、「高層階の夜景BARにはドラマあり! ほどよい暗さと大人の“錯覚”」なるホテルのバー紹介ページでは「まるでふたりだけのムーディな死角席」なんて見出しが躍ります。下心がムキ出しで、なんだかもう清々しいほど。

 挙げ句の果てには「ホテルの中のヨコシマ“エアポケット”です “言い訳”付き ちょいふたりっきりになれる○秘スポット」までも。なになに……「あー、タクシー混んでるかも。あっちで座って待とうよ」というセリフとともに、コンラッド東京の宴会場アネックス1F「チャペル前の壁際のコーナーにあるベンチ」に誘え、と。まあ、えらく具体的でございますこと。

 この特集も然りですが、『LEON』の何でも股間でモノを考えるような生臭さは、そのへんの小僧以上だなと、しみじみ痛み入る次第です。言ってしまえば、チョイ不良オヤジの皮をかぶった中二。それを“大人のオトコの色気の中から、ときおり見え隠れする少年っぽさ”みたいなマインドでそれっぽく誤魔化す感じが、いいかげん白々しいワケで。いや~、非常に素晴らしい芸風ですよね。

●恋愛だって「成功」をキーワードに斬るのが『GQ』のジャスティス!?

『GQ JAPAN 5月号』(コンデナスト・ジャパン)
「LOVE & SEX 大人の恋について語ろう」

 特集冒頭のリードいわく……

「恋愛もセックスも、人生をエキサイティングにしてくれる男の相棒だ。相棒なのだから、隠語や俗語でこそこそ語るのではなく、正しい言葉で正々堂々と語るべきなのだ」

 てな具合で、今月は『GQ』も股間まわりのことを熱く語っております。春になると股間がうずいてしまうのが正しい哺乳類の姿なのでしょうか。

 まずは俳優の浅野忠信氏インタビュー(『All You Need is LOVE & SEX 恋愛こそがすべて!』てなタイトル)から入りまして、全体は大きく3部構成となっております。「Part 1 成功を呼び込む恋をしよう」「Part 2 クールな夫になる」「Part 3 彼女をベッドで満足させる」という並び。つか、本連載の第1回でも取り上げた先月号のスーツ特集に続いて、ここでもまた「成功」推しですか!?

 で「成功を呼び込む恋をしよう」のくだりがどんな内容かと申しますと、アンジェリーナ・ジョリーやらヒラリー・クリントン、メリンダ・ゲイツ、マドンナあたりをケーススタディ的に持ち出し、「ミューズ? 悪女? 成功を呼び込む女の正しい見分け方」なんて斬り口でインプレッションしていくのです。アメリカを中心に世界中でフランチャイズ的に展開している雑誌ですし、海外事例のみで語るのもスタイルのひとつなのかもしれませんが、これは日本オリジナルの記事らしいので、1人くらい日本女性を出してもよかったのでは。国生さゆりさんや神田うのさん、奥菜恵さん、元谷芙美子さん(アパホテル社長)とかね。

 そのほか、このパートでは元伝説の舞妓さんが語る「京都、佳つ乃の恋愛指南 男と女のきれいな別れ方」やら、ロングコラム「宗教人類学者・植島啓司が、説く。 男にはなぜ『愛人』が必要なのか」、美人ワーキングウーマンがメシを食いながらテキトーに鼎談する「美女が望むデートレストラン」など、わりとシッチャカメッチャカな企画が並びます。雑多すぎて、どのあたりが「成功」に繋がるのか判然としません。

 なお「クールな夫になる」のパートでは「新しい家族のカタチ ~同性カップル編~」とゲイカップル事情に触れる、なかなかエッジの効いたページもあったり。また「彼女をベッドで満足させる」パートは「GQ SEX SURVEY 男たちの愛欲に満ちた日常」なるアンケート調査企画がメインなのですが、元ネタが英国版『GQ』なので、どうもピンッとこなかったするのですね。3Pの経験がある男は54%、セックスパーティに参加したことがある男は60%って、ジョンブル恐るべし。

 40ページ以上に渡って長々と紙幅を割いていたこの特集。個人的にいちばん面白かった箇所はドコかといえば、大人のオモチャをシャレオツに紹介する「Sex Toys of “Good Design” ラブ・ガジェットのNOW & FUTURE」(たったの2ページ)でございましたとさ。
(文=漆原直行)

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最終更新:2013/04/25 07:00
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