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秋葉原の落とし穴「JKリフレ」壊滅に向けて……万世橋署もけっこう本気だった!

 せっかくの機会と思ったのか「母さん助けて詐欺」への注意喚起も含めて、防犯についても多くの時間を割いた岡山氏。秋葉原最大の問題といえる「JKリフレ」についても「有害な環境で働かせている店舗は許せない」と、語気を強めた。まだ捜査中ということもあり、詳細は明らかにしなかったが、現在、警察当局では秋葉原にあるメイド系店舗をすべて把握。「JKリフレ」と総称される店舗についても、情報は収集しているという。

 しかし、直接的に犯罪行為を働いているわけではないために、すぐに摘発ができないというジレンマがあるようだ。2月の摘発の際には警視庁は、労働基準法違反を名目にしたが、さらなる摘発のためにはどのような法律を適用すべきか、まだ論議が続いていることをうかがわせる。

 現在、そうした店舗が堂々とビラまきをしている。しかし、それ自体を取り締まることはできないと、岡山氏は言う。

「JKリフレは道路使用許可を取っているので、取り締まることはできないのです。また、ビラまきの許可は、一店舗あたり3名までとなっているのですが、それに違反している店があるのも分かっている。しかし、そうした店舗は見張りを立たせていて、警察官の姿を見ると消えてしまうのです」

 売春行為などの入り口となっているとおぼしき「JKリフレ」だが、即効性のある取り締まりを行うことができないのが現状だ。それでも、岡山氏は「時間がかかっても、ばっちりやる」という。やはり、地場の商店などまっとうな商売が問題視していること。さらに、秋葉原の観光地化に向けてさまざまな人々が熱い視線を送っている中で、これは解決せねばならないということは、所轄警察も当然理解しているようだ。

 それにしても、やっぱり警察は内偵のために客のフリをして店に行っているようだが、まともな神経なら、かなり精神的にダメージを負いそうな捜査だが……。
(取材・文=昼間たかし)

最終更新:2013/07/23 21:00
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