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ネトウヨ激怒必至!? ももいろクローバーZが語った、意外な“戦争認識”とは?

51bkws6dCsL._SS500_.jpg『「ももクロChan」Presents ももいろクローバーZ 試練の七番勝負2012』(太田出版)

 今月15日で、日本は68年目の終戦記念日を迎える。原爆が広島に投下された6日、同じく長崎に落とされた9日と、8月は日本人があらためて先の太平洋戦争を振り返る時期となっているが、そんな中、あのビッグアイドルが戦争について語った。そう、先日、日産スタジアムでのライブを成功させたばかりの、ももいろクローバーZである。

 ももクロが“戦争認識”を披露しているのは、『とくダネ!』(フジテレビ系)にもコメンテーターとして出演中の若手社会学者・古市憲寿の新刊『誰も戦争を教えてくれなかった』(講談社)に収録された巻末対談。古市はももクロと仕事で一緒になった際に「彼女たちが憲法改正に興味を持っていて、それに対して『戦争は絶対にしたくない』と心配そうに言っていたこと」が印象的で、今回の対談をオファーしたという。ももクロが憲法や戦争に関心があったというのは驚きだが、この対談を読んでみると、彼女たちは予想以上に本質的な論議に踏み込み、それこそネトウヨが激怒しそうな戦争否定発言を連発しているのだ。

 といっても、ももクロのメンバーが歴史に詳しいというわけではない。同書では最初に、彼女たちの戦争の知識をチェックするためのテストを行っているが、その回答は、古市も驚くほどの「予想を超えるカオス」となっていた。

 例えば、「日本が終戦を迎えた日はいつか?」という問いに、有安杏果の回答は「1038年11月」、高城れには「1975年か1973年?」。「当時、日本と同盟関係にあった国はどこか?」という問題に対し、百田夏菜子と佐々木彩夏、高城は「アメリカ」と回答。百田は「アメリカとは仲良かったんじゃないの?」「なんかアメリカが日本にご飯をくれるイメージがあるんですよ」と、この段階ですでに、反米保守のオジサンたちが怒り狂わずにはいられない発言を口にしている。

 その一方で、「戦争が終わったときの宣言の名前」については、「ポツダム宣言」と百田を除く全員が正解。だがこれも、佐々木に言わせると「なんか宣言っていうと、逆にポツダム宣言しか出てこなかった」そう。日清戦争、日露戦争、第二次世界大戦も、有安いわく「時系列が全然わからない」。玉井詩織にいたっては、伊藤博文が「老中みたいな人に殺された」とタイムマシン的回答をするほど。一方で「高床式倉庫」については、メンバーたちは戦争認識がウソのように事細かに解説をほどこしている。

 これは玉井が「戦国時代が終わったくらいから駆け足だった」と話しているように、今の学校教育で近・現代史がおざなりになっていることが原因かもしれない。

 ただ、一方で原爆ドームにはメンバー全員で訪れたというし、高城と佐々木は、ひめゆり平和祈念資料館にも行ったことがある。映画『火垂るの墓』はもちろん、百田は731部隊の人体実験のビデオまで授業で見ており、高城の場合は「小学校にあがる前くらいまで生きてた」というひいおじいちゃんから戦争の話を直接聞き、身体に残る銃弾の傷を見た記憶もあるという。それでも終戦日を1038年だったり1975年だったりと答えてしまうのは、彼女たちにしてみれば平安時代も昭和も同じように“遠い昔”でしかないからなのだろう。

 このほかにも、「疎開」のことを「移住」(百田)、「過疎化」(玉井)と答えるなど、珍回答を連発しているももクロメンバーたち。だが、彼女たちは単にオバカで無知なだけではない。知識テストが終わって、戦争の是非そのものに話が及んでくると、一転。今度は、福島瑞穂センセイに爪の垢でも飲ませたいくらいの反戦論客ぶりを見せつけ始めるのだ。

 例えば、本書の中ではメンバー全員が一貫して「戦争はいやだ」と声を揃えているのだが、これに対して、古市から「昔みたいに国同士が総力を挙げて戦うような戦争はどんどん減ってて、局所的な戦争が最近では増えているんだ」「(今は)戦争であまり人が死ななくなっている」と突っ込みが入る。しかし、彼女たちはまったくひるむことなく、こう反論するのだ。


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