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『冬ソナ』から10年……異例のアワード無料開催に見る“冷え切った韓流ブーム”

41D1Y441YJL.jpg『冬のソナタ DVD-BOX vol.2』(NHKエンタープライズ/バップ)

 韓流ブームの火付け役となったのは言うまでもなく、“ヨン様”ことペ・ヨンジュン主演のドラマ『冬のソナタ』。今年は、同ドラマが大ヒットしてから10年になるのだという。この“10周年”という節目に、韓流絡みの大イベントが開催される。10月19日に千葉・幕張メッセで開催される「Korean Entertainment 10th anniversary Awards in Japan(韓国エンタ10周年アワード)」がそれで、韓流ドラマやK-POPといった韓国エンターテインメントの歴代ベストをファン投票により選出し、表彰するというものだ。


「“10周年”を記念するというのは、かなり強引というか無理やりな口実のような気がしますけどね(苦笑)。韓流ブームも凋落が言われて久しいですから、このイベントをカンフル剤にして、ブームを再び盛り上げようとしているのでしょう」(芸能ライター)

 同アワードでは、ファン投票によって選出された「ミュージック大賞」(男性グループ部門、男性ソロ部門、女性グループ部門、女性ソロ部門、シングル)と「韓流10周年大賞」(男優部門、女優部門、ドラマ)の各受賞者が表彰され、選出された俳優やアーティストらが出席し、パフォーマンスも行われる予定。ちなみに俳優部門では中間発表がされており、男優ではペ・ヨンジュンがさすがの1位。ヨン様に続く2位は、近年の韓流ブームを支えてきた“グンちゃん”ことチャン・グンソク。

「注目すべきは、各部門の受賞者がちゃんと出演するかどうかでしょうね。大体、この手の韓流イベントは運営がずさんだったりするので、韓国側とコンセンサスが取れておらず、フタを開けてみればビッグネームの出演が皆無だった、なんてことも十分あり得ますからね。そのせいか、法外なチケット料金を設定してぼったくるのが普通なのに、今回は無料の招待制です。もっともブームが下火の今、カネなんて取ったら空席だらけになりかねない、という心配もあるのでしょうが(笑)」(同)

 同アワードはTBSチャンネルなどのCS放送で生中継されるので、入場料収入は入らなくても放映権収入は確保されている。とはいえ、地上波ではないので、その金額は知れたもの。その意味では収益よりも、今回はイベント開催によってブームの健在を印象づけることが目的だといえそう。韓流ブーム凋落に対する関係者の焦りが透けて見えるようだ。

最終更新:2013/08/25 11:00
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