日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 女芸人集団はなぜ消えた?
テレビ辛口研究所

フジ『27時間』失敗、森三中・大島の好感度急低下……“女芸人集団”は、なぜ消えたか?

516CkMTbB+L._SS500_.jpg『ブスの瞳に恋してる4 「愛してる! 」が10年続く秘密 』(マガジンハウス)

 かつては『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)や『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)をはじめとしたさまざまなバラエティ番組や、嵐などが出演するアイドルの番組にも、森三中やオアシズ、ハリセンボン、友近、いとうあさこ、アジアン、北陽、椿鬼奴、バービーなど、「女芸人の集団」がたびたび出演していた。大久保佳代子・いとうあさこの「飲み」や、光浦靖子・黒沢かずこ・椿鬼奴の旅行、女芸人のプライベートの仲良しぶりなども、よくテレビ番組で取り上げられていた。

 だが最近、女芸人が集団でテレビに出る様子をあまり見なくなった気がする。

 一時期、バラエティに、トーク番組に、ドラマにと、引っ張りだこだった大久保さんも、さすがにやや落ち着いた感があるだけに、大久保さん一人に「女芸人」枠の仕事をすべて奪われているということもないだろうに。いったい、なぜなのだろうか?

 あるバラエティ作家は言う。

「『女芸人集団』が出まくっていた時期があったのは、オネエ集団がやたらとテレビに出ていた時期があったのと同じですよ。今のバラエティ番組は特に、売り出し中の人や、旬の人をひと通り、どの番組でも使う傾向があり、そこから需要が続く人のみが2巡目、3巡目とリピートされますが、1巡だけ出終わったら終了という人もいます。単純に言えば、『女芸人集団』も、一回りして、飽きられたということだと思いますよ。また、それを決定づけたのが『FNS27時間テレビ』の失敗だと思います」

 8月に放送された『FNS27時間テレビ』では、「女子力全開2013」をテーマに、森三中、オアシズ、椿鬼奴、友近、ハリセンボン、柳原可奈子、渡辺直美などが総合司会を務めたが、平均視聴率は9.8%と、歴代最低の散々なものだった。この番組により、「女芸人ブーム」の終わりが確信されたのではないかと言う。

 また、あるテレビ関係者は次のように分析する。

「女芸人集団に飽きたことはあるでしょうが、それよりも大きいのは、実は森三中・大島の好感度がダダ下がりしているため、森三中をあまり出さなくなっていることがあるんじゃないかと思いますよ」

 森三中・大島といえば、確かに最近、ネット上などを中心に、やたらと「嫌い」という声を見かける。いったいなぜなのか?

12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

山崎製パンで特大スキャンダル

今週の注目記事・1「『売上1兆円超』『山崎製パ...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真