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乃木坂46が新センター堀未央奈で快進撃 持ち味の”演劇性”はAKB48の“リアル性”を超える?

 近年、新生東京パフォーマンスドールがデビューより定期公演で演劇をおこない、SUPER☆GiRLSを中心としたiDOL Streetが演劇公演を行ったりしているが、自覚的に演じるという意識に関しては、乃木坂46のメンバーに一日の長を感じる。

 楽曲を作品と捉え、一作ごとに主演を立てる。少女漫画の主人公のように真っ直ぐな生駒里奈。青年漫画のヒロインのように、快活でちょっと大人な雰囲気をもった白石麻衣。角川映画のSF作品の主人公のようにミステリアスな堀未央奈。まだセンターには立っていないが、天才的才女の生田絵梨花や、コメディリリーフなら誰からも愛されるおバカキャラの松村沙友理だっている。乃木坂46という女子校的モラトリアムの中であれば、様々な展開と作品が生まれる可能性が見いだせるだろう。

 乃木坂46が、SKE48を追随するグループにまで成長できたのは、現在主流となっているAKB48やももいろクローバーZなどのように、リアルなドキュメントを追体験させるのではなく、創作された物語世界に身をまかせて楽しむことができるという、新しい基軸の体験を提示できているからではないだろうか。

■エドボル
放送作家。『妄想科学デパートAKIBANOISE』(TOKYO FM水曜25:00-)『安田大サーカスクロちゃんのIdol St@tion』(目黒FM隔週木20:00-)、『Tokyo Idol Festival2013』(フジテレビNEXT)など、テレビ・ラジオなどの構成を担当。サイゾー、SPA!などでもアイドル関連のインタビューを中心に執筆中。

最終更新:2013/12/04 09:00
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