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「まるでパルマ時代の中田ヒデ……」移籍から1カ月 ACミラン・本田は“気を使う便利屋”に成り下がるのか?

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 本田圭佑がミランに加入して1カ月がたとうとしている。ミランデビュー戦となったのは、途中出場でのサッスオーロ戦。短い時間ながら、ポストに当たるシュートを放つなど爪痕を残した。

 続くベローナ戦では、立ち上がりはスリッピーなピッチにイメージ通りのコントロールができないシーンもあったが、徐々にフィット。カカとのコンビネーションも垣間見え、右サイドからのアーリークロスには、バロテッリがニア、本田が中央という形もあった。一方で、立ち上がりのFKをふかしたのはインパクトを与えられなかったし、バロテッリとのコンビという部分では程遠い。本人が「質を高めないといけない」と口にしたように、後半は消えていた。

 真価が問われる3戦目のカリアリ戦では、カリアリが前に出てきたために、前半からカウンターの応酬になった。それもあり、選手間の距離が遠くなってしまい、独力での突破が必要になる。本田としては、中央に入り、DFラインと中盤の間でボールを受け、チームのリズムを作りたいが、加入間もないこともあってコンビネーションが構築されていない。たとえば、右サイドバックのデ・シリオが高い位置にポジションをとってくれないと、本田が中に入った際、右サイドに誰もいなくなってしまう。逆に、本田は中央でプレーした時には持ち味を見せた。それだけに、バロテッリとのスルーパスでGKと1対1になったシーンや、デ・シリオのクロスに合わせたシーンでゴールを奪えなかったのは痛い。

 セリエAは、何より結果を重視されるリーグである。攻撃的な選手であれば、アシストを0.5ポイント、得点を1ポイントとするならば、毎試合平均0.7ポイントは獲得していかないと、評価されない。それを達成できなかった多くの日本人選手は、助っ人戦力として重宝されず、ほかのリーグに移ることになった。

 そういった意味でも、本田にとって、先日のトリノ戦は正念場だった。だが、得意な中央のポジションではなく、右のワイドに固定されてしまい、ほとんどプレーに絡むことができずに交代に。試合後、「一人だけ火星から来た」とイタリア紙に酷評され、さらに「遅い」というプレーの欠点も指摘された。

 本田が右のワイドにポジションを固定されるとなると、持ち味を発揮するのは難しい。ワイドのポジションは、独力での突破も必要になるが、本田はそういった質のスピードを持った選手ではない。インに入り、左足でのシュートというイメージはあるが、各国トップクラブのアタッカーのように、サイドを切り裂くのは難しい。むしろ、中央にポジションを置き、レシーバーとなった方が能力を発揮できるし、時にはサイドに流れ、カカを気持ちよくプレーさせられると思う。それこそ、日本代表同様のシステムのほうが、ミランも生きる気がする。

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