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モー娘。、きゃりー、ClariSが好セールス達成 売上チャートで見えたそれぞれの方向性とは?

【リアルサウンドより】

参考:2014年04月14日~2014年04月20日のCDシングル週間ランキング(2014年04月28日付)(ORICON STYLE)

 モーニング娘。’14きゃりーぱみゅぱみゅ、ClariSが初登場という、各ジャンルの人気者が集まった感のある今週のシングルチャート。毎週チャートを見ている者としてはこういう週は華やかで実に楽しい。

 まずモーニング娘。’14だが、1位になったことは純粋に喜ばしい。初回盤4種に通常盤2種という前作と同じ布陣による商品構成だったわけだが、結果としてはうまくモーニング娘。の狙っていた「5作連続チャート1位」を達成することができた。ただ前作、前々作と15万枚に手が届くところまで来ていたところで、今作は12万枚弱。決して悪い数字ではないが、auのCMで大量に露出していたのを考えると、ちょっぴりもの足りない感もある。しかしまだ15万枚越え、20万枚到達を狙える圏内にはいると思うので気持ちを切り替えて今年後半に弾みをつけていくのがいいだろう。ここまで安定してセールスの伴った1位を続けていれば、もはや今年の紅白歌合戦出演も順当に望めるようになってきたはずだ。

 ただ今週のモーニング娘。の横綱相撲に対しては、他がちょっと力不足だった感も否めない。2位のきゃりーぱみゅぱみゅは1.5万枚、つまりモーニング娘。のほうが8倍というスコアになってしまった。ただし、だからといって単純にきゃりーが劣っていると評価できるわけではない。たしかに彼女のシングルセールスは昨年の「にんじゃりばんばん」あたりで初週2万枚、累計で5万枚に到達したのを最後にセールスを下げているが、その代わり昨年6月のアルバム「なんだこれくしょん」は初週12万枚、累計で26万枚も売っているのだ。つまり彼女は公言しているとおり確実に「アーティスト」路線、シングルよりもアルバムで売り上げるタイプのミュージシャンへとシフトしつつあると見ることができるわけだ。逆に言えばきゃりーの勝負は今年も発売されるであろう次のアルバムにあるわけで、そこで昨年同様の結果を出せるかどうかが注目すべきところとなる。

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