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「監督も選手も勘違い」「地元での評判は最悪」全国高校サッカー優勝校の内情

soccer0707.jpg「第92回全国高校サッカー選手権大会 決算号 2014年02月号」(ベースボール・マガジン社)

 春夏の甲子園や、正月の全国高校サッカー選手権大会は、私利私欲なき高校生たちの健全なるスポーツと思われているが、実はそうではない一面もある。優勝監督になれば、高額な講演依頼やメディアの仕事も舞い込んでくる。もちろん、多くの優勝監督は自らを律し、教育者という立場に徹している。

「たとえば、高校サッカーで優勝するためには、優秀な選手が必要です。そして、その選手が育ってきた過程では、小中学校の指導者たちが尽力している。さらに、高校での強化練習には遠征費もかかり、それを捻出してくれている人たちがいる。優勝というのは、監督一人の手柄ではない。多くの人の協力があってのもの」(ある優勝校の監督)

 しかし、中には初心を忘れ、天狗になってしまう監督もいる。たとえばY高校だ。Y高校は無名の高校だったが、優勝したことで招待試合が増えた。いつの間にか、長年世話になった合宿先に足を運ばなくなり、無料に近い形で宿泊施設を斡旋してもらえるか否かで合宿先を選ぶようになってしまった。

「全国大会に出場するようなチームでも、お金がないところは多い。練習試合も、無名の高校はマッチメイクが大変だったりする。そこで重要になるのが横のつながり。ただ、Y高校は優勝したことで今までの恩を忘れ、横ではなく、ネームバリューなどで諸々を決めるようになってしまった」(サッカー関係者)

 そういった監督の姿勢は、選手にも影響する。メディア露出はもちろん、地元でのパーティーなどに出席することが増え、選手たちの感覚も麻痺してしまう。結果、勘違いし、横柄な態度を繰り返したため、地元での評判はいつしか最悪に。

 同様のことが、T高校でも起きた。

 監督は、優勝後の会見で手柄を独り占め。さらには、近隣の県に横のつながりを作り、共に切磋琢磨してきた県内他校の監督の育成方法を批判。どこへ行っても自校の選手たちを褒めたたえたため、選手たちも有頂天になってしまった。

 そんな選手たちを、教員生活の長い部長が咎めた。謝恩会で、あまりにも感謝の気持ちを持たない選手たちに「いい加減にしなさい!」と一喝。その際、ある選手の頭を叩いてしまったことで大騒ぎに。一部の選手たちが「体罰だ!」と、部長の謝罪を要求した。

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