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じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

80年代エッチマンガのレジェンド後編『やるっきゃ騎士』『いけない!ルナ先生』


 住み込みで身の回りの世話までする人を先生と呼ぶのが適切かどうかはともかく、これは男子にとっては理想的すぎるシチュエーションですよね。まさに、究極の女教師エロス。これでエッチな妄想をするなという方が無理というものです。まあ、現実にこんなことが起こる確率は宝くじよりも低そうですけど。

『いけない!ルナ先生』は、考えようによっては若者の持つリビドーを偏差値アップに変換するための巧妙に計算された学習メソッドが紹介されている、歴史的に見ても大変意義深いマンガであるといえます。すなわち、ルナ先生=学習マンガ、とすら言えるのです。では、具体的にはどのようなレッスンが行われていたのか、ご紹介しましょう。

 テスト0点→落第→退学→人生の落伍者→孤独な人生→自殺

「たっ大変~! わたしがなんとかしなくっちゃ」 というルナ先生の意味不明な思考回路によりレッスンが開始されます。

・数学の授業では分数の問題を出題。分母がパンティで分子がブラジャー、答えはパンティの中に書かれている。
・物理の授業では、穴あき磁石をルナ先生の乳首に装着。おっぱいをくっつけたり離したりして、N極とS極の勉強。
・体育の授業では風呂場で野球の特訓。紙の下着をつけたルナ先生に向かって、濡れたスポンジボールを投げます。ちなみに左のブラがアウトコース高め、右のブラがインコース高め、そしてパンティが真ん中低めです。
・家庭科の授業では、エビフライを揚げる練習。エビになるのは、もちろんルナ先生。セリフは「うふ、じょうずにむいてね」。

などなど。驚いたことに、ルナ先生ひとりで数学から体育まで全科目を担当するという多才さを発揮しています。しかも、すべての授業で男子がやる気を出さざるを得ないエッチな創意工夫が満載。ルナ先生はある意味、究極の教師だったのです。

 というわけで、1980年代の見えそうで見えない、やってそうでやってない寸止めエッチな少年マンガの代表作をご紹介しました。当時はそのほかにも、井沢まさみ先生の『どっきんロリポップ』、川原正敏先生の『パラダイス学園』、小原宗夫先生の『瞳ダイアリー』などもあり、巨人のV9時代に匹敵するエッチマンガの層の厚さだったといえます。まさに、エッチマンガが栄華を誇った素晴らしき黄金時代だったのです。
(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

※「月刊サイゾー1月号」でも、「マンガのマル禁事情」という特集で80年代エッチマンガを紹介しています。

最終更新:2019/11/13 17:18
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