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『路線バスの旅』でも見られない!? 誰も知らない日本を今日もバスが走る『秘境路線バスをゆく』

buss0304『秘境路線バスをゆく』(イカロス出版)

 蛭子能収が大ブレイクを掴んだ『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京系)。この番組では、蛭子能収と太川陽介が毎回違う女性ゲストとともに、繰り広げるゆるい旅が人気だ。

 私たちも日常的に利用する路線バスは、全国で約2,700路線。バス停の数は25万カ所あるといわれている。その中から、週にたった1便しかない路線や片道6時間半の路線など、各種ジャンル分けして語り尽くすのが本書『秘境路線バスをゆく』(イカロス出版)だ。


 北は北海道、南は九州まで土地ごとの秘境を走るバスを紹介。たとえば、“絶景チャンピオン”の冠を戴く北海道の宗谷バスの天北宗谷岬線は、廃止された鉄道のかわりに誕生したいわゆる鉄道転換バスで、雪化粧の道北を、日本最北の地・宗谷岬を目指して走る。

 また、“路線距離チャンピオン”の奈良交通の八木新宮線は、その距離166km、総時間6時間半と圧倒的な数字を誇り、バス停167カ所、通過する市町村は8つ。路線バスファンでなくても、きっと目がくらむはずだ。奈良県の郊外「八木駅」を出発し、温泉や世界遺産などを横目にしながら和歌山県「新宮駅」をつなぐ。

 昨今のレトロブームにあやかり、昔懐かしいバスターミナルも特集。都内と違いバスが主要な交通手段の地方では、巨大なバスの停留所がある。掲載されているバスターミナルのほとんどは、昭和に建てられた。古めかしい雰囲気が残り、立ち食いそば屋や切符売り場、土産物屋などが現在でも営業しており、地元の人々から愛されている。

「伝説の廃路線」のコーナーでは、全国津々浦々の廃止されてしまったバス路線を網羅。その多くが、かつて存在した炭鉱街で働く人々の足であったり、新たに開通した鉄道が原因で存在を忘れられてしまったりなど、人々の生活と密接に結びついていた歴史があるのだ。

 じわじわと再び注目をあびる路線バス。私たちと遠くて近いバスは、今日も誰も知らない日本を走る。

最終更新:2016/03/06 15:00
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