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宇多田ヒカル“主題歌争奪戦”に『とと姉ちゃん』が勝った裏事情「フジじゃ数字が取れない……」

 最終回で27.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を叩き出したNHK連続テレビ小説『あさが来た』の後を受けて始まった『とと姉ちゃん』。4月4日放送の初回は22.6%の好発進で、1週目の平均視聴率はすべて20%超え。朝ドラで今世紀最高の数字を記録した『あさが来た』でも1週目は20%を割った回があったことから、メガヒット作といっていいだろう。

「さすが、宇多田さんも狙い通りといった感じ」

 音楽関係者を感心させたのは、番組主題歌「花束を君に」を担当した宇多田ヒカルだ。新曲を書き下ろすのは、2012年11月に公開されたアニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のエンディングテーマ以来、3年4カ月ぶり。

「父親でプロデューサーの照實さんが5年半ぶりの活動再開にあたって、自ら曲のタイアップ先を探していたんですが、『番組主題歌なら、高視聴率が取れるものに限る』と、かなり力を入れて探っていたそうです」と関係者。

 昨年12月、宇多田の活動再開について、スポーツ報知がスクープ。春に番組主題歌になることもきっちり報じていたが、このとき照實氏は「まったくのガセネタ」と否定していた。しかし、筆者は当時、本サイトで別の音楽関係者が「宇多田サイドがサプライズ発表を潰されて激怒していた」という話を紹介、情報番組とのタイアップが進んでいる話も書いており(記事参照)、実際に日本テレビ系『NEWS ZERO』のエンディングテーマが決まった。照實氏がガセネタと言ったのは、「最大のタイアップ先」を取り付けている最中だったからだろう。

 もともと宇多田はメディアコントロールに非常に長けていて、デビュー時に露出を減らすなど、父親主導の絶妙な戦略で商品価値を上げていった歌手。今回は当初、フジテレビのドラマ関係者が宇多田の新曲タイアップに躍起になっていたというが、「それがまとまらなかったのは、高視聴率が予想されていなかったということ。タイアップの値段を吊り上げても、宇多田サイドは高視聴率でCDが売れることのほうに重きを置いているので、結果として決まったのがNHKの連ドラ。そのもくろみが大当たりといえます」と前出音楽関係者。

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