日刊サイゾー トップ > エンタメ  > アイドル刺傷事件で“警備特需”

冨田真由さん刺傷事件で、地下アイドル界に“警備特需”「オタク同士に監視させる」例も

 蛇の道は蛇というわけで、オタクがオタクをストップするアドバイザーとなっているわけだ。

「ただ、問題はアドバイザーであることがバレると、ファン仲間から外されるので、あくまで極秘。公にはできないという面があるので、そのオタクをこっそり雇うまでの方法がなかなか難しい。あるアイドル女性はマネジャーもいないので、時給1,000円の『おじさんレンタル』を利用して、マネジャーに扮したボディガードになってもらっているとか言ってました」(同)

 また、この機に乗じて各事務所には警備業界からの営業も増えているという。警備業はかつてヤクザのアルバイト的なビジネスとして存在していたこともあったが、近年は暴力団排除の機運で、警察OBがその仕事を奪取。警察に持ちかけられた警護の相談の情報がこちらに流れて、利益を生む仕組みになっているという話もある。

 都内の有力探偵業者トータルリサーチに聞いたところ「すでに数社のアイドルプロダクションから、変態ストーカー対策で相談を受けていますが、警察が怠慢、警察OBによるアイドル警護のビジネスが成り立ってしまう」というから、ストーカー放置の裏側にもそうした事情があるとすれば怖い話。いずれにせよ、地下アイドルの危機は「地下警備産業」のニーズを掘り起こしているようだ。
(文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2016/05/30 12:45
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