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シリアス要素で“バカ”が露見したフジテレビ月9『好きな人がいること』は安定の1ケタ8.3%

 で、夏向が見たかったのは東京タワーなんだって。営業が終わって消灯しちゃって、夏向の顔面が美咲に迫ってきて、美咲はまたキスだと思って欲情したら、カゼひいて倒れちゃって、美咲の家に泊まっておかゆ作ったりとか、翌朝には夏向が朝ごはん作ったりとか。また顔寄せられて欲情したりとか、シェフなのに猫舌な夏向に萌えたりとか。

 いいかげん、2人ともバカなんじゃないかと思えてくるわけですが、この能天気な恋愛至上主義こそがこのドラマの魅力なんじゃないかとも感じ始めていました。もうバカのまま突っ走ればいいのにーと。そうなってくると、前回までの千秋、夏向、冬真(野村周平)の3人が「本当の兄弟じゃないかも」的な伏線が、むしろジャマに思えてくるんですね。

 で、今回はその「本当の兄弟じゃないかも」話が後半で押し寄せてきます。後半のシリアスパートを際だたせるための前半のバカパートだったんですね。この作品は、こういう振り返しをよく使います。「あんなにハシャいでたのが、バカみたいじゃん……」って、恋愛における最大のカタルシスなのかもしれません。

 結論から言って、次男の天才シェフ・夏向が実の兄弟ではありませんでした。冬真が、なんらかの事情を知ってるっぽい愛海(大原櫻子)から全部聞いたそうです。店を売ってでも隠しておきたかった千秋が全力で止めるのを無視して、みんなの前で発表しました。夏向、大ショック……!

 いやあのね、夏向って、もう24歳ですよ。ショックを受けるのは仕方ないにしても、千秋さん言っとけよって話です。

 悪徳業者みたいなおじさんが、千秋に戸籍謄本をちらつかせながら「ホントの兄弟じゃないことをバラされたくなければ店を売れ」と迫るシーンがあります。「契約書にサインして店を失うか、契約書にサインしないで家族を失うか」と脅迫するんです。

 で、千秋はバラされたくないから店を売っちゃう。

 別に、本当の兄弟じゃなくたっていいじゃん、と思うんです。なんでそれで、家族を失うってことになるのか。養子は、養子であることがバレたら家族じゃいられないのかって思うし、それってすごく差別的な言い草だし、そもそも千秋は、夏向が結婚するときまで黙ってるつもりだったんですかね。いざ結婚しようとして戸籍取り寄せたら……って、そのタイミングのほうがよっぽど残酷だと思うんですけど。

 なんだか、バカっぽい方面に突き抜けてたドラマが、あんまりバカっぽく見られたくないがゆえにシリアス要素を盛り込んだところ、余計にバカが露見してしまった感じでした。バカバカ言ってすみませんでした。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

最終更新:2017/04/19 14:59
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