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なんだこの番組!?『緊急生放送! 山田孝之の元気を送るテレビ』を成立させた、いとうせいこうの手腕

この後も、

・金魚の入った水槽に山田がパワーを送る→特に変化は見えないがゲストは光沢や発色が変わったと驚く。

・スピリチュアルカウンセラーが、山田のエネルギーを絶賛

・頭に器具をつけ山田のチャクラを測定→山田は宇宙と繋がっている

・山田のパワーを増幅させるため、兵庫の沼島のパワースポットを訪問

 と、スタジオのみならず、山田・せいこうコンビが9月中にあちこち足を運んでいた様子が映像で紹介される。深夜の1時間強の単発番組のためとは思えない日数をかけていることがわかる。

 去年の夏は、芦田愛菜らとカンヌを目指した山田だが、今年の晩夏は主にいとうと共に、自身のパワーの探求をしていたようだ。

■突然のライブパフォーマンス

 いとういわく「古来、儀式として人間が人間を超えたものと繋がろうと思った時は、リズムと歌と踊りと花とかそういった美術(アート)を捧げることで自分の力を増幅させた」ということで、山田のパワー(山田力)を視聴者に伝えるためにライブパフォーマンスをスタジオで敢行することに。ポリリズミックなリズムとファンキーなベース音に、スペイシーなギターが乗る。さらにさまざまな動物を模した仮面をつけた10数人のダンサーが、鎮座する山田を取り囲み、一心不乱に踊り続ける。途中から、紀里谷監督はカメラを回し出し、刈谷崎は後方で花を生けている。小池も松岡も、一心不乱に踊り出している。

 この混沌としたパフォーマンスをバックに「北海道無職。シャワーの出が良くなりました、北海道無職。シャワーの出が良くなりました」「愛知県主婦・消えかかった蛍光灯が復活しました。愛知県主婦・消えかかった蛍光灯が復活しました」と視聴者から送られてきた「山田力」の報告を淡々と読み上げるいとうせいこう。

 もう本当に何の番組なのかジャンルすらわからない。

「香川県・大学生、番組を録画するのを忘れていましたが、勝手に録画されていました。番組を録画するのを忘れていましたが、勝手に録画されていました」

「傘が道端に落ちていて雨に濡れずに帰れました、山田先生ありがとうございます」

 もはやこれがやりたかっただけなのでは? とも疑問が湧くほどの、演奏とミスマッチな大喜利。

 しかし、演奏が佳境になるに従い、いとうの報告紹介も熱を帯び、叫ぶように変化していく。

「偏頭痛が治りました」

「赤ちゃんが立ちました」

 そして北海道・団体職員の「4年間止まっていた時計が動き出しました」という報告の直後、MCせいこうが叫ぶ。「レッツダンス!!」さっきまでの司会の顔が完全にミュージシャンに変わる。

 番組終了間際、最後にMCせいこうが叫ぶ「みんながいつまでも元気でありますように! 山田孝之は永遠に元気です! そして、テレビも元気!」

 結局パワーは届いたのか、金魚はどうなったのか、もはやなんの番組だったのか、そんなことはどうでもよくなるような力強いメッセージで番組は終了した。まるで岡本喜八の怪作『ジャズ大名』(1986)のような、爽快なエンディング。結局スタジオの山田は一言も口を開くことはなかった。


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