トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > W杯に便乗するフジテレビに批判の声

W杯と『アンビリバボー』をコラボするフジテレビに「便乗にも程がある」「アイディアも枯渇している」と厳しい意見

フジテレビ公式Twitter(@fujitv)より

 6月28日、ワールドカップロシア大会グループHの日本代表は、決勝トーナメント進出をかけてポーランド代表と対戦。0対1で敗れ、セネガルと勝ち点、得失点差、総得点、直接対決の結果で並ぶも、イエローカードの数が少なかった日本代表が「フェアプレーポイント」で上回り、グループH2位で決勝トーナメント進出となった。

 なんとも歯切れが悪いこの一戦を生中継したのがフジテレビ。試合開始は午後11時だったが、午後9時から事前番組として『2018 FIFAワールドカップロシア まもなくキックオフ』を生放送。『奇跡体験!アンビリバボー』のMCである剛力彩芽とバナナマンが登場し、代表選手にまつわるエピソードなどを紹介した。

 日本中から注目を集める試合を生中継するフジにしてみれば、まさに“数字”の稼ぎどき。ワールドカップに関連する番組を増やすことで、高視聴率を取りたいところだったわけだが、ネット上では「権威のあるW杯! 軽薄なタレント使って何やってんだよ!」「W杯番組にタレント呼んでにぎやかす昔ながらの番組作りを、いい加減やめてくれ」などと批判的な声も多かった。

「どの局もワールドカップ中継にタレントを出しているのは同じですが、『アンビリバボー』とワールドカップ中継とをコラボさせるのは、さすがに便乗にも程があるといった印象です」(制作会社関係者)

「普通の番組を放送したところで視聴率が取れないフジなので、できるだけワールドカップにすがりたいのでしょうが、特に目新しさもないし、アイデアも枯渇しているとしか思えない。フジの現状を表していますね」(テレビ局関係者)

 民放各局は、人気芸能人をワールドカップ中継のキャスターに起用。日本テレビはNEWS・手越祐也がキャスターを務め、スペシャルゲストとして明石家さんまも出演。TBSは極楽とんぼ・加藤浩次がメインキャスター、竹内涼真がスペシャルサポーターを務める。テレビ朝日はナインティナイン・矢部浩之がキャスターで、関ジャニ∞の村上信五が中継プレゼンターだ。それぞれ豪華なラインナップだが、フジのキャスターはおなじみのジョン・カビラ。ほかにも小柳ルミ子、JOY、六平直政などのサッカー好き芸能人が出演した。

「他局と比べ『フジの出演者は物足りない』と声を上げる視聴者もいるようです。ジョン・カビラにしても、ずっとフジのサッカー番組に出ているので、新鮮味もなければ、スペシャル感もない。まあ、視聴率が悪くて、予算も削られているフジですから、大物をキャスティングすることもできなかったということなのでしょうが、なんだか寂しい状況ですよ。お金がかけられないなら、いっそのこと芸能人を全く出さないという形にすれば、サッカーファンの支持を得られたかもしれないのに……。そうならないあたりが、今のフジテレビのダメなところなのだと思います」(同)

 ちなみに、日本対ポーランド戦で、フジのワールドカップ生中継は終了。あとはハイライト番組を放送するのみだ。「もうフジの中継を見ないでいいんだ……」と、ホッとしているサッカーファンも少なくなさそうだ。

最終更新:2018/06/30 06:00
ページ上部へ戻る

配給映画